「ハウステンボス 貸切風呂 旅館」で検索してみると、園内のホテルや、温泉施設「ハウステンボス温泉」の紹介ばかりがずらりと並びます。でも実際に知りたいのは、混浴の大浴場ではなく、誰にも気兼ねなく風呂に浸かれる、宿泊できる旅館タイプの宿がどこにあるかということではないでしょうか。正直、私も最初は同じところで迷いました。
気になって調べてみたんですが、ハウステンボスの敷地内や隣接エリアにあるのは、ホテルヨーロッパやホテルアムステルダムのような大型リゾートホテルが中心で、和の旅館らしい貸切風呂を備えた宿はほとんどありません。その代わり、車で少し足を延ばした佐世保市街、東彼杵郡のそのぎ茶温泉エリア、川棚町の大崎温泉エリアには、客室そのものが貸切風呂になっている宿や、時間貸しの貸切風呂を用意している宿がちゃんと存在します。
来月、夫と結婚記念日を迎えるにあたって、ハウステンボスのイルミネーションを見たあとにゆっくり泊まれる宿を探していたのですが、公式サイトと楽天トラベルの情報を照らし合わせていくうちに、貸切風呂の方式にもいくつかタイプがあることが分かってきました。この記事では、その違いを整理しながら、実在を確認できた4軒の宿を紹介します。
料金やプラン内容は変わりやすいため、この記事は2026年7月時点の情報として書いています。最新情報は公式サイトや楽天トラベルであわせて確認してください。
ハウステンボス周辺で「貸切風呂の旅館」を探すときに知っておきたいこと
貸切風呂という言葉ひとつでも、実際には宿によって仕組みがかなり違います。まずはその違いと、貸切風呂が集まっているエリアの位置関係を整理しておきます。
園内の「家族風呂」と、宿泊できる貸切風呂付き旅館の違い
ハウステンボス公式サイトが案内している「ハウステンボス温泉」には、地下から湧き出た天然温泉を使った露天風呂や家族風呂、岩盤浴を備えた温浴施設があります。テーマパークの敷地から自前の温泉が湧いているというのは、そう考えるとかなり珍しいことだと思います。ただ、これはあくまで日帰りで利用する施設であり、そこに泊まって夜も朝も貸切風呂に入れるわけではありません。営業時間内に立ち寄って、遊んだ疲れをその場でリセットするための施設という位置づけです。
園内で完結する日帰り入浴と、宿泊しながら何度でも貸切風呂を使える旅館は、似ているようで目的がまったく違います。日帰り家族風呂は、あくまで一時の休憩として使うもの。一方、宿泊できる貸切風呂付き旅館は、夕方チェックインしてから翌朝チェックアウトするまで、湯上がりの時間もふくめてゆったり過ごせます。記念日や夫婦の休日に、湯上がりにそのまま部屋でくつろぎたいと考えているなら、探すべきは後者の宿泊できる貸切風呂付き旅館です。
今回調べていく中で、貸切風呂の方式にも大きく3つのタイプがあることが分かりました。ひとつは客室そのものに露天風呂や内風呂がついていて、部屋を出ずに貸切風呂を独り占めできるタイプ。ふたつめは、館内の個室風呂を時間予約や当日受付で借りるタイプ。みっつめは、一棟貸しのヴィラ全体に温泉引湯の風呂がついているタイプです。どのタイプが自分たちに合うかを先に決めておくと、宿選びがぐっと楽になると思います。値段の感覚もタイプごとに違うので、比較するときは方式をそろえて見ていくのがおすすめです。
口コミを読んでいると、貸切風呂という表記だけで予約してしまい、当日になって「これは客室の風呂だったのか」「別料金の館内施設だったのか」と戸惑う人も一定数いるようでした。同じ「貸切風呂あり」という一文でも、宿によって実際の体験がまったく違うということは、事前にしっかり知っておいた方がいい落とし穴だと思います。予約サイトの説明文だけで判断せず、公式サイトの写真や設備案内まで目を通しておくと、当日のギャップをかなり減らせるはずです。
貸切風呂が集まる3エリア、佐世保市街・そのぎ茶温泉・川棚大崎温泉
ハウステンボスから貸切風呂のある宿を探すなら、位置関係を先に知っておくと選びやすくなります。もっとも近いのは佐世保市街エリアで、ハウステンボスから車で約5分の場所に、個室風呂を備えた宿があります。次に、長崎自動車道の大村インターチェンジや東そのぎインターチェンジを使って車で15分ほど進んだ先にある、東彼杵郡東彼杵町のそのぎ茶温泉エリア。ここには客室そのものが貸切風呂になっている宿が集まっています。もうひとつが、川棚町の大崎温泉エリアで、大村湾に面した高台に貸切風呂と個室内風呂を備えた宿があります。
graph TD A[ハウステンボス] --> B[佐世保市街エリア 車5分] A --> C[そのぎ茶温泉エリア 車15〜20分] A --> D[川棚大崎温泉エリア 車20〜30分] B --> E[ザ・パラダイスガーデン・サセボ] C --> F[つわぶきの花] C --> G[ヴィラそのぎ] D --> H[くじゃく荘]
3エリアはいずれも車での移動が前提になりますが、電車やバスを使う場合は佐世保駅や新大村駅を経由するルートも検討できます。特にそのぎ茶温泉エリアは新大村駅からのアクセスが比較的使いやすいという情報もありました。行き方や送迎の有無は宿によって違うので、予約前に確認しておくと当日慌てずに済みます。3エリアを一括りに「ハウステンボス周辺」としてしまうと、実際の距離感が見えにくくなるので、この記事ではエリアごとに分けて紹介していきます。
ハウステンボスで一日たっぷり遊んでから宿に向かうのか、途中で観光を挟みながら宿に向かうのかによっても、どのエリアが動きやすいかは変わってきます。佐世保市街エリアなら閉園時間ぎりぎりまで園内を楽しんでも移動の負担が少なく、そのぎ茶温泉や川棚大崎温泉のエリアなら、道中の茶畑や海沿いの景色そのものを旅の一部として楽しめる印象です。車を運転する側の疲労感も考慮すると、遠いエリアに向かう日は少し早めに閉園前に切り上げる計画を立てておくと、当日バタバタせずに済むと思います。気になる宿が決まったら、楽天トラベルで最新の空室状況とアクセス情報を確認してみてください。
客室そのものが貸切風呂、そのぎ茶温泉「つわぶきの花」と「ヴィラそのぎ」
そのぎ茶温泉エリアには、客室そのものを貸切風呂として使えるタイプの宿が2軒並んでいます。姉妹館同士なので、雰囲気の違いを比べながら選ぶのも面白いと思います。
全13棟の離れに露天+内風呂、つわぶきの花の客室露天風呂と貸切露天風呂
そのぎ茶温泉里山の湯宿 つわぶきの花は、13棟限定の離れ形式の宿です。全ての棟に露天風呂と内風呂が備わっているとのことで、部屋を出ずに、好きな時間に何度でも湯に浸かれるという点が最大の魅力だと思います。温泉はメタケイ酸を多く含む美肌の湯とされていて、湯上がりの肌のしっとり感を楽しみにしている人には気になる情報のはずです。そのぎ茶温泉という名前からも分かるように、周辺は茶畑が広がる里山の風景で、部屋の露天風呂に浸かりながら緑を眺める時間そのものが贅沢な体験になりそうです。
館内には広々とした大浴場に加えて、貸切露天風呂も用意されています。客室の風呂だけでなく、大浴場での湯めぐりも楽しみたいという欲張りな希望にも応えてくれる構成です。食事は「四季の里山会席」が標準プランになっていて、地元の食材を使った季節ごとの会席料理が味わえるとのこと。離れという形式そのものが、まわりを気にせず過ごせる時間を約束してくれる気がします。個人的には、部屋に露天風呂があるタイプの宿は数はそれほど多くないので、13棟すべてに露天と内風呂が揃っているという点は、貸切風呂目的で探している人にとってかなり贅沢な条件だと感じました。大自然に囲まれた立地だという情報もあり、都会の喧騒から離れて、記念日にふさわしい静かな時間を過ごせそうです。ハウステンボスから長崎自動車道の大村ICか東そのぎICを使って車で15分ほどという近さも、観光と宿泊を無理なく組み合わせられる理由になっています。棟数が13と限られているため、記念日や連休のように日程が決まっている旅では、早めに予約を確定させておいた方が安心だと思います。里山という言葉が示すとおり、周辺には田畑や竹林が広がっているようで、朝、露天風呂に浸かりながら鳥の声を聞くという時間そのものが、ハウステンボスの賑やかな一日とは対照的な過ごし方になりそうです。にぎやかな観光と、静かな湯浴みの両方を一泊二日に詰め込めるというのは、このエリアを選ぶ大きな理由になると思います。
源泉かけ流しの一棟貸しヴィラ、ヴィラそのぎのサウナ付き貸切風呂
同じそのぎ茶温泉エリアには、つわぶきの花の姉妹館であるそのぎ茶温泉 ヴィラそのぎもあります。2023年5月にグランドオープンした比較的新しい施設で、標高約300メートルの山の中に立つ、一棟貸しのヴィラスタイルという珍しい形式です。「しばしの休息のためのあなたの別荘」というコンセプトを掲げているそうで、旅館というより小さな別荘に泊まる感覚に近いのかもしれません。
全室が源泉かけ流しの天然温泉付きで、ヒノキ風呂で湯に浸かれます。ただ、ヒノキ風呂に浸かるだけで終わらないのがこの宿の面白いところで、館内には予約制のサウナ付き貸切風呂もあり、水風呂と組み合わせて楽しむこともできるようです。サウナ好きの人にとっては、客室の温泉とはまた別に楽しめる選択肢が用意されているという点が嬉しいポイントだと思います。夕食は特選長崎和牛と海の幸を使ったBBQという、旅館らしい会席とはひと味違う過ごし方が用意されています。ヴィラ全体が自分たちだけの空間になるという構成は、記念日にこもって二人の時間を大切にしたい人にはぴったりだと思います。ただ、ここは会席料理の宿というより、BBQと一棟貸しの静けさを楽しむタイプの宿なので、しっかりした和の会席を期待している人は、隣のつわぶきの花と見比べてから決めるのがよさそうです。全室BBQグリル完備という条件も、夜だけでなく朝の過ごし方にも幅を持たせてくれる要素だと感じました。標高300メートルという立地からは、夜になると星空も楽しめるのではないかと想像しますが、この点は公式情報での明記が見当たらなかったので、気になる人は宿に直接確認してみてください。サウナ付き貸切風呂の利用時間や料金は時期によって変わる可能性があるため、予約時に最新のプラン内容を確認しておくと安心です。
ハウステンボスから車で5分、パラダイスガーデン・サセボの「家族の湯」
3エリアの中でもっともハウステンボスに近いのが、佐世保市街エリアにあるザ パラダイスガーデン サセボです。ハウステンボスから車で約5分という近さなので、日中は思いきり遊んで、夜は近くの宿でゆっくりという過ごし方がしやすいと思います。
隣接する個室風呂施設「家族の湯」で叶う気兼ねない時間
この宿の特徴は、隣接する個室風呂施設「家族の湯」です。大浴場にサウナとジャグジーがついた個室風呂で、貸切風呂と同じように、家族やカップルだけの時間を過ごせる仕組みになっています。名前は「家族の湯」ですが、夫婦や記念日利用にも普通に使えそうな内容だと感じました。大浴場に加えてサウナとジャグジーが備わっているという点は、湯めぐりの延長のような楽しみ方ができそうで、旅館の貸切風呂というよりも、少し温浴施設に近い充実度だと思います。
ハウステンボスからの近さを考えると、当日の予定を詰め込みすぎず、遊んだあとにすぐ休めるという安心感が一番の価値かもしれません。子ども連れの家族旅行でも、記念日の夫婦旅でも、目的を選ばず使いやすい立地だと思います。個室風呂という響きから、こもって静かに過ごすタイプの宿だと思いきや、実際には園内観光の拠点として動きやすい、実用性重視の宿という印象を受けました。館内にはレジャー施設を備えたリゾートホテルとしての設備もあるようなので、貸切風呂だけでなく館内での過ごし方そのものにも幅がありそうです。夜遅くまでハウステンボスのイルミネーションを楽しんでから、車で5分の距離をさっと移動して湯に浸かれるというのは、旅程を詰め込みたい人にとっては地味に大きな利点だと思います。
調べていくと、家族風呂という名称の宿は他のエリアにもいくつかあり、貸切風呂というよりも家族連れ向けの設備という位置づけで案内されていることが多いようです。ただ、口コミを読んでいると、二人だけの利用でも問題なく使えているという声が見られたので、記念日の夫婦にも選択肢として十分入ってくると思います。大浴場・サウナ・ジャグジーがひとつの個室にまとまっているという構成は、宿泊とセットで気軽に立ち寄れる距離感だからこそ成立している魅力かもしれません。ハウステンボスの帰りに立ち寄るような使い方も想像しやすい宿だと感じました。
うずしお温泉「美人の湯」とハウステンボス1日パスポート付きプラン
温泉そのものは「うずしお温泉」と呼ばれる美人の湯で、海を望みながら入浴できるとのことです。天然温泉ならではの、湯上がりの肌のなめらかさを楽しみにしている人には気になるポイントだと思います。プランの中には、朝食付きでハウステンボスの1日パスポートがセットになったものもあり、園内で遊ぶ予定がある人にとっては、チケット代を別々に用意する手間が省けるという実用的なメリットもあります。
2食付きのプランにはディナーバイキングと天然温泉を組み合わせたものもあり、会席料理のようにゆっくり品数を楽しむタイプではなく、好きなものを好きな量だけ選べる気軽さが魅力です。記念日らしい特別感を重視するなら他の3軒の方が向いていますが、ハウステンボス観光をメインに据えて、その延長で貸切風呂も楽しみたいという人には、この立地の良さがそのまま決め手になると思います。海を望む立地という点も、うずしお温泉ならではの魅力で、湯船から見える景色が刻々と変わる時間帯を選んで入浴するのも楽しそうです。パスポート付きプランは時期によって内容が変わることもあるため、予約前に最新情報を確認しておくのがおすすめです。ハウステンボスの営業時間やイベント内容も季節によって変わるので、あわせて公式サイトをチェックしておくと当日の計画が立てやすくなります。
朝食付きプランを選んだ場合、翌朝はゆっくり朝食をとってから園内に戻るという流れが作れます。ハウステンボスは広いテーマパークなので、初日にすべてを回りきれないことも多く、二日目の朝から再入場するつもりで宿を選ぶ人にとっては、この近さがそのまま計画のしやすさにつながると思います。記念日そのものの特別感よりも、旅程全体のストレスを減らしたいという人にこそ向いている宿だと感じました。
川棚大崎温泉「くじゃく荘」、貸切風呂と個室内風呂の使い分け
大村湾に面した川棚町の大崎温泉エリアには、公共の宿 くじゃく荘があります。時間貸しの貸切風呂と個室内風呂の両方を、料金と時間を選んで使えるという点が、今回紹介する4軒の中でも特に分かりやすい宿だと思います。
貸切風呂・火の木の湯・三太郎の湯、3つの選び方と料金
くじゃく荘の貸切風呂は、当日来館してから予約する方式で、50分2,200円に別途入浴料がかかります。加えて、個室内風呂として「火の木の湯」が50分1,500円、「三太郎の湯」が50分1,000円という、価格帯の違う2種類が用意されています。子どもは大人料金の半額、3歳未満は無料になるという案内もあり、家族での利用も想定された料金体系になっています。名前の付け方も温かみがあって、公共の宿らしい親しみやすさを感じます。
電話での貸切風呂の予約は受け付けていないとのことなので、現地に到着してから空き状況を確認する必要があります。到着時間が読みにくい旅では、この点はあらかじめ知っておきたいポイントです。3種類の風呂から選べるという仕組みは、連泊する場合や、家族の中で好みが分かれる場合にも便利だと思います。値段の違いがそのまま設備や広さの違いを表しているのだろうと想像すると、まずは料金の安い三太郎の湯から試してみて、気に入ったら貸切風呂や火の木の湯にステップアップするという楽しみ方もできそうです。当日受付制という手軽さは、細かく予定を決めずに旅をしたい人にはむしろ心地よい仕組みかもしれません。3つの湯をすべて使い分けるとなると連泊が前提になりますが、一泊だけの旅でも、到着した時間帯に空いている風呂から選んで入るという柔軟な使い方ができそうです。
料金だけを見ると、他の3軒に比べて手が届きやすい印象です。一泊二食付きの旅館タイプの宿では、貸切風呂そのものが宿泊料金に含まれていることも多いですが、くじゃく荘のように一回ごとに料金を払う方式は、使う回数を自分たちで調整できるという意味で、無駄なく楽しめる仕組みだとも思います。連泊してあれこれ試すもよし、一泊で気に入った一つだけを楽しむもよし。旅のスタイルに合わせて選べる自由度の高さが、この宿の隠れた魅力かもしれません。予約が電話で受け付けられていないという点は不便に思われるかもしれませんが、逆に言えば、当日の空き状況次第で臨機応変に動けるということでもあります。到着したらまず貸切風呂の受付状況を確認し、それから部屋で一息ついてから向かうという流れを作っておくと、待ち時間なく利用できそうです。
大村湾を望む展望露天風呂と口コミの実際
くじゃく荘は、大崎自然公園のすぐ近く、大村湾に突き出た大崎半島に立っています。展望大浴場と展望露天風呂からは大村湾を一望でき、そこから見る夕陽は長崎県屈指の絶景と紹介されているのを見かけました。貸切風呂や個室内風呂とは別に、この展望露天風呂も楽しめるので、時間帯を変えて両方に入るという過ごし方もできそうです。
口コミを読んでいて思ったのは、公共の宿という肩書きの割に、風呂の種類の豊富さと価格の手頃さのバランスが良いという声が目立つ点です。豪華な高級旅館とは違う方向性ですが、貸切風呂・個室内風呂・展望露天風呂という3段構えで湯を楽しめる宿は、今回紹介した4軒の中でも珍しい存在だと思います。ただ、公共の宿ということもあり、設備の豪華さそのものを求めている人にはやや物足りなく感じる可能性もあります。値段以上の満足度を重視するのか、しつらえの豪華さを重視するのか、自分たちの旅の目的に合わせて判断するのがよさそうです。大村湾の景色そのものを味わいたいなら、記念日の夕方に到着して、夕陽の時間に展望露天風呂へ向かうという組み立てが良いかもしれません。ハウステンボスから川棚大崎温泉エリアまでは車で20分から30分程度とされているので、園内で遊んだ後に少し移動して、大村湾の夕景で一日を締めるという流れも作りやすいと思います。同じ長崎県内の温泉地ながら、佐世保市街とはまったく違う静かな漁村の雰囲気が味わえる点も、この宿ならではの魅力です。
目的別の選び方とアクセス・予約のコツ
4軒それぞれに得意な場面があることが分かってきたと思います。最後に、目的別の選び方と、予約するときに知っておきたい実用情報を整理しておきます。
記念日・ご褒美・親孝行それぞれに向いている宿
記念日に特別感を演出したいなら、客室そのものが貸切風呂になっているつわぶきの花の落ち着いた雰囲気が合うと思います。13棟限定という数の少なさも、特別な日にふさわしい静けさを裏付けている気がします。自分へのご褒美旅として、少し変わった過ごし方をしたいなら、一棟貸しでBBQも楽しめるヴィラそのぎが新鮮な選択肢になりそうです。両親を連れていく旅であれば、料金の選びやすさと立地の分かりやすさから、くじゃく荘のような公共の宿の方が気を使わせずに済むかもしれません。3種類の風呂から予算に応じて選べる仕組みは、世代の違う家族が一緒に旅をするときにも助かる仕組みだと思います。ハウステンボス観光そのものを主役にしたいカップルや家族には、パラダイスガーデン・サセボの近さが一番の決め手になると思います。旅の目的が決まっていれば、4軒のどれが向いているかは意外とはっきり見えてくるはずです。
一人旅で静かに過ごしたい場合は、大人数を意識した設備の宿よりも、離れ形式のつわぶきの花や、一棟貸しのヴィラそのぎのように、そもそも他の宿泊客と接触しにくい構造の宿の方が向いているかもしれません。友人同士やきょうだい旅であれば、BBQを囲んで盛り上がれるヴィラそのぎや、風呂の種類を選びながらわいわい過ごせるくじゃく荘のような宿の方が楽しめそうです。旅の同行者によって最適な一軒が変わるというのは、当たり前のようで意外と見落としがちな視点だと思います。値段だけで決めてしまうと、当日「思っていたのと違う」となりやすいのが、貸切風呂という設備の難しさでもあると感じます。予算に余裕があるなら複数軒を連泊で巡り、湯の方式そのものを比較してみるという楽しみ方も、貸切風呂好きにはおすすめしたい選び方です。同じ「ハウステンボス周辺」という括りの中でも、こんなに方式や雰囲気が違うのかと、調べていて改めて驚いた部分でもありました。宿選びに悩んだときは、まず自分たちの旅の主役をハウステンボスにするのか、湯上がりの静かな時間にするのかを先に決めておくと、4軒のどこが向いているかが自然と絞られていくはずです。
ハウステンボスからのアクセスと貸切風呂の予約タイミング
ハウステンボスからのアクセスは、車を使うのが基本です。パラダイスガーデン・サセボは車で約5分、そのぎ茶温泉エリアの2軒は長崎自動車道の大村ICか東そのぎICを経由して車で15分ほど、くじゃく荘のある川棚大崎温泉エリアは車で20分から30分程度が目安になります。電車を使う場合は佐世保駅や新大村駅を拠点にする方法もありますが、宿によって送迎の有無が異なるので、予約前に確認しておくのが確実です。
貸切風呂の予約方式は宿によって違い、くじゃく荘のように当日来館してから予約する宿もあれば、事前予約制の宿もあります。記念日のように到着時間が決まっている旅では、事前予約制の宿を選んだ方が当日の動きがスムーズになると思います。逆に、旅程を決めずにのんびり過ごしたいなら、当日受付制の宿の方が気楽かもしれません。料金やプラン内容は2026年7月時点の情報をもとにしていますが、変動しやすいため、楽天トラベルや各宿の公式サイトで直前にもう一度確認することをおすすめします。連休や記念日シーズンは貸切風呂の予約枠から埋まっていく傾向があるので、行きたい日程が固まったら早めに動くのが安心です。ハウステンボス自体もイベントや花のシーズンによって混雑度が変わるので、宿の予約と合わせて、園内のイベントカレンダーも一緒に確認しておくと当日の満足度が上がると思います。
ハウステンボス・貸切風呂旅館のよくある質問
まとめ
ハウステンボス周辺で貸切風呂のある旅館を探すなら、佐世保市街・そのぎ茶温泉・川棚大崎温泉という3エリアが軸になります。客室そのものが貸切風呂になっているつわぶきの花とヴィラそのぎ、ハウステンボスから車で5分と近いパラダイスガーデン・サセボ、貸切風呂と個室内風呂を料金で選べるくじゃく荘。どの宿も、湯を誰にも気兼ねなく楽しめるという点は共通していますが、方式も雰囲気もそれぞれ違います。
記念日に特別感を演出したいのか、ハウステンボス観光を主役にしたいのか、予算を抑えつつ絶景も楽しみたいのか。旅の目的に合わせて4軒から選び分けてみてください。
気になる宿が見つかったら、楽天トラベルで空室状況を確認してみてください。大切な人と、あるいは自分自身へのご褒美として、ハウステンボスの旅の続きに、湯を独り占めできる時間を過ごしてもらえたらうれしいです。








