外湯めぐりで賑わう城崎温泉。柳並木と太鼓橋、下駄の音が響く温泉街の風情はもちろん魅力なんですが、正直、宿選びという観点では「外湯めぐり」だけで語られすぎている気がしています。気になって調べてみたんですが、城崎温泉には母屋から独立した離れや、部屋に露天風呂が付いた特別な客室を持つ宿がいくつもありました。

外湯を何軒もはしごする賑やかな過ごし方もいいけれど、記念日や特別な日には、宿の中だけで完結する静かな時間を過ごしたいという人も多いはず。離れの客室なら、他の宿泊客の気配をほとんど感じずに、二人だけの時間に浸れます。

この記事では、城崎温泉で離れタイプの客室や露天風呂付き客室を持つ宿を、貸切風呂の数・部屋食の有無・客室数という具体的な軸で比較して紹介します。2026年7月時点の情報を基にしていますが、料金やプラン内容は変動するため、予約前には必ず公式サイトや楽天トラベルで最新情報を確認してください。

城崎温泉で「離れ」「客室露天」を選ぶときの基準

城崎温泉と言えば外湯めぐりというイメージが強いですが、離れや客室露天風呂のある宿を選ぶときは、外湯めぐりとは少し違う基準で見る必要があります。まず注目したいのは、離れが母屋から本当に独立した建物なのか、それとも同じ建物内の特別客室なのかという点です。独立した離れであれば、廊下やロビーで他の宿泊客とすれ違う機会がぐっと減ります。同じ「離れ」という言葉でも、実際の構造は宿によってかなり違うので、写真や見取り図まで確認しておくと当日のイメージが違ってきます。

次に見たいのが貸切風呂の数と運用方法です。城崎温泉の宿は町全体で外湯めぐりを楽しむ文化があるぶん、館内の貸切風呂は無料で複数用意されているところも多く、これは他の温泉地と比べても手厚い印象です。何湯まで貸切風呂を使えるかは宿によって差があるので、比較する価値があります。予約が必要なタイプか、空いていればいつでも入れるタイプかによっても、当日の過ごし方が変わってきます。

食事のスタイルも大事な基準です。部屋食や個室食事処があると、離れの静けさをそのまま食事の時間にも延長できます。逆に大食堂中心の宿だと、せっかく離れに泊まっても食事の時間だけ賑やかな空間に出ることになります。客室数が少ない宿ほど、館内全体が落ち着いた雰囲気になりやすいという傾向も、調べていて感じたポイントです。宿の規模が小さいほど、スタッフの目も行き届きやすく、細やかな対応をしてもらえる可能性も高くなります。

つまり比較すべきは、離れの独立性・貸切風呂の数と運用・食事のスタイル・客室数という4つの視点です。この基準を持って探すと、外湯めぐりの情報だけでは見えてこなかった宿の個性が見えてきます。楽天トラベルで城崎温泉の宿を検索すると、客室タイプごとの写真や貸切風呂の案内が見られるので、比較の参考になります。

母屋から独立した離れでゆったり過ごすなら

城崎温泉の中でも、母屋とは別に独立した離れの建物を持つ宿は限られています。ここでは、離れという構造そのものが魅力になっている2軒を紹介します。どちらも部屋食が基本で、離れの静けさを食事の時間まで持続させてくれる宿です。

お宿 白山 離れ「里山の四季」で信楽焼の露天風呂を独り占め

お宿 白山は、全体で6室という小規模な宿ですが、その中に離れ「里山の四季」という信楽焼の露天風呂付き客室が用意されています。宿全体の客室数が少ないからこそ、離れの独立性がより際立つ造りになっているようです。

朝夕とも部屋食で提供されるため、離れに滞在しながら食事の時間まで静けさを保てるのが大きな魅力です。館内の貸切風呂は最大7湯まで無料で利用できるとされていて、これはかなり贅沢な数だと思います。正直、この規模の宿でここまで貸切風呂が充実しているのは珍しいのではないでしょうか。信楽焼の湯船で湯に浸かりながら、離れならではの静けさをじっくり味わえそうです。

但馬の旬の食材を使った会席も評判で、活あわびや但馬牛といった食材が使われるプランもあるようです。冬にはカニを使ったプランも用意されているとのことで、季節によって違う顔を見せてくれる宿だと感じました。全6室という規模だからこそ、スタッフの対応もきめ細かいものが期待できます。貸切風呂の数や部屋食の内容は変わる可能性があるため、最新情報は公式サイト・楽天トラベルでご確認ください。

ときわ別館 日本庭園に抱かれた露天風呂付客室

ときわ別館は、露天風呂付客室を中心に、木・土・光をテーマにした空間づくりが特徴の宿です。公式情報によると、新緑から紅葉、雪景色まで四季の美しさを見せる日本庭園が館内にあり、客室露天風呂からもその景色を楽しめるとされています。季節ごとに違う庭の表情を眺めながら湯に浸かる時間は、離れならではのぜいたくだと思います。

食事は夕朝ともお部屋食で提供され、月替わりの会席で但馬牛や但馬鴨、日本海の幸を味わえます。ラウンジではビールや地酒、ワインなどのフリードリンクサービスもあるとのことで、湯上がりに軽く一杯というぜいたくな過ごし方もできそうです。個人的には、部屋食と庭園の組み合わせは、離れならではの落ち着きを一番感じやすい取り合わせだと思います。

館内の温泉は約1300年続くとされる城崎の湯を引いていて、男湯・女湯それぞれに趣の異なる露天風呂があるようです。冬には還暦祝いなど記念日向けのプランも用意されているとのことで、両親への贈り物としても選ばれているようです。プラン内容や料金は変わる可能性があるため、最新情報は公式サイト・楽天トラベルでご確認ください。

貸切風呂と庭園を楽しむ客室・別館なら

離れという明確な独立棟ではなくても、別館や庭園を望む客室、複数の貸切風呂を備えた宿にも、城崎温泉らしい静けさがあります。規模の小さな宿ならではの、行き届いたおもてなしも魅力です。

旅館つばき乃 庭園付きの別館と2つの貸切風呂

旅館つばき乃は、本館に加えて庭園付きの和洋室がある別館を備えた宿です。館内には先代が集めたという地蔵の絵画や、日々生けられる花々が飾られていて、ギャラリーを歩いているような雰囲気があるとされています。忘れかけていた「おもてなしの心」を感じてほしいという宿の姿勢が、館内の随所から伝わってくる空間です。

貸切風呂は「さらさ」「かざはな」という2つの湯船があり、2009年の開業以来、カップルや小さな子ども連れの家族に人気だそうです。それぞれ15時から23時30分、6時30分から9時30分の間で朝晩2回楽しめるとのこと。ヒノキの香りが漂う内湯「小蝶」や、ジャグジー付きの露天風呂「小楽」も館内に用意されていて、貸切風呂と合わせて何度も湯めぐりを楽しめそうです。

地元の釣り山漁港から届く鮮魚や但馬の食材を使った、女性にも好まれる薄味の料理も魅力のひとつです。宿泊者には城崎温泉の外湯めぐりパスと、人気の貸切風呂の40分無料券が付くとのことで、離れの静けさと外湯めぐりの両方を楽しみたい人にも向いています。貸切風呂の利用時間や別館の客室タイプは変わる可能性があるため、最新情報は公式サイト・楽天トラベルでご確認ください。

泉翠 わずか13室、テレビのない静かな客室

泉翠は、全13室というかなり小規模な宿で、カップル専用のアジアンテイストな和洋室も用意されています。客室にテレビを置かないという方針からも、静けさを大切にしている宿だと分かります。正直、テレビがない客室と聞くと最初は少し不安になるかもしれませんが、外の情報を遮断して二人の会話に集中できる時間だと思うと、かえって贅沢に感じます。

貸切の内湯は無料で何度でも利用できるとされていて、時間を気にせず湯めぐりならぬ「館内湯めぐり」を楽しめます。城崎温泉駅から徒歩約8分というアクセスの良さも、荷物が多い旅にはうれしいポイントです。食事はレストラン「四季」で提供され、地元食材を使った8〜9品の会席や蟹料理が楽しめるようです。

口コミ評価は5点満点中4.60(536件、検索時点)と高く、実際に泊まった人からの評価が高い宿だと分かります。客室数の少なさと評価の高さが両立しているのは、調べていてかなり心強いポイントでした。テレビがない代わりに、窓の外の景色や庭の音に自然と意識が向くという声も見られ、静けさを求める人にはぴったりの一軒だと思います。評価や料金は変動する可能性があるため、最新情報は公式サイト・楽天トラベルでご確認ください。

ホテルの快適さと城崎の伝統を両立するなら

離れや小規模な宿の静けさとは違う魅力を求めるなら、老舗の伝統をホテルの快適さで包んだ宿も選択肢になります。設備の充実度という点では、この規模の宿ならではの強みがあります。

西村屋ホテル招月庭は、150年続く老舗「西村屋本館」の新館的な位置づけの宿で、伝統を守りながらもホテルとしての快適さを備えています。露天風呂付客室が用意されていて、大浴場「月下の湯」には露天風呂やドライサウナ、水風呂まで揃っているとされています。エレベーターや廊下の動線もホテルらしく整えられていて、移動の負担が少ないのも魅力のひとつです。チェックインカウンターも落ち着いた雰囲気で、大きな荷物を持っていても移動がスムーズなのは、旅の疲れが出やすい到着直後には地味にありがたいポイントだと思います。

館内には和風の「吟月」、バリ風の「FU−RO」、中華風の「林泉」という3種類の異なるテイストの湯処があり、湯めぐり自体を館内で楽しめる造りになっているのも面白いところです。宿泊者には外湯めぐりが無料になる「外湯パスポート」が付いてくるとのことで、離れの静けさと外湯めぐりの賑わい、その両方を味わいたい人にはちょうどいいバランスの宿だと思います。

夕朝食は但馬の旬の食材を使った会席と、約70品のビュッフェから選べる朝食が用意されているようです。朝食の品数が多いのは、旅の最後の食事を存分に楽しみたい人にはうれしいポイントだと感じました。チェックアウト前の最後の食事をしっかり楽しめると、旅の満足度そのものが底上げされる気がします。街全体がひとつの旅館のような城崎温泉らしさを大切にしながら、快適な設備も両立させた一軒です。館内施設やプラン内容は変わる可能性があるため、最新情報は公式サイト・楽天トラベルでご確認ください。

予算感とプラン選びのポイント

離れや露天風呂付き客室のある宿は、通常の客室タイプと比べて料金が上がる傾向があります。正直、予算感をつかんでおかないと比較検討がしづらいと思うので、目安を整理しておきます。

予算感の目安(2026年7月時点)

離れ・露天風呂付客室のプランは、2名1室・夕朝食付きでおおむね4万円台から見ておくと安心です(2026年7月時点の目安)。カニのシーズンなど繁忙期はさらに上がる傾向があります。標準的な客室タイプであれば、同じ宿でも比較的抑えたプランが見つかることもあります。料金は季節・部屋タイプで大きく変動するため、最新の料金は各宿の楽天トラベルページで確認してください。

貸切風呂が無料で複数使える宿と、貸切風呂自体がない宿とでは、同じ料金帯でも体験の満足度がかなり変わってきます。何にお金をかけたいかを先に決めてから比較すると、選びやすくなるはずです。個人的には、貸切風呂の数と部屋食の有無をまず確認して、そこから客室タイプを絞り込む順番がおすすめです。

シーズンによる料金の変動も見逃せないポイントです。冬のカニシーズンや紅葉の時期は特に予約が集中しやすく、料金も上がりがちです。逆に梅雨の時期など閑散期を狙うと、同じ客室タイプでも比較的抑えた料金で泊まれることがあります。日程に融通が利く場合は、時期をずらして探してみるのも一つの手だと思います。また、平日と週末でも料金差が出やすいので、記念日そのものにこだわらないのであれば前後の平日にずらすことで、同じ客室タイプでもお得に泊まれることがあります。早めに候補日を複数用意しておくと、予約サイトで空室状況を比較しながら柔軟に決められるので、当日になって慌てずに済みます。気になるプランがあれば、楽天トラベルで複数の宿を横並びに比較してみてください。

よくある質問

Q. 離れと露天風呂付客室、どちらがおすすめですか?

A. 完全なプライバシーを重視するなら母屋から独立した離れ、館内の設備も併せて楽しみたいなら露天風呂付客室が向いています。お宿 白山やときわ別館は前者、西村屋ホテル招月庭は後者のイメージに近い宿です。

Q. 城崎温泉の外湯めぐりはできますか?

A. 多くの宿で外湯めぐりのパスやチケットが付いています。西村屋ホテル招月庭のように無料の外湯パスポートが付く宿もあるため、離れでゆっくりしつつ外湯も楽しみたい人は確認してみてください。

Q. 貸切風呂は予約が必要ですか?

A. 宿によって異なります。無料で予約不要のところもあれば、時間帯を予約する形式のところもあるため、事前に公式サイトや楽天トラベルで運用方法を確認しておくと安心です。

Q. 何日前までに予約すればいいですか?

A. 離れや客室数の少ない宿は特に埋まりやすい傾向があります。カニのシーズンなど繁忙期は特に早めの予約が安心です。

Q. 城崎温泉駅からのアクセスはどれくらいですか?

A. 宿によって異なりますが、多くの宿が駅から徒歩圏内、または無料送迎バスでの案内があります。泉翠は駅から徒歩約8分とされています。荷物が多い場合は送迎の有無も予約時に確認しておくと安心です。

楽天トラベルの宿泊施設ページには、客室タイプや貸切風呂の詳細が書かれているので、予約前に必ず目を通しておくと安心です。

まとめ

城崎温泉には、外湯めぐりの賑わいとは別に、母屋から独立した離れや露天風呂付き客室でゆったり過ごせる宿が揃っています。お宿 白山とときわ別館は離れの独立性、旅館つばき乃と泉翠は貸切風呂や客室数の少なさ、西村屋ホテル招月庭はホテルの快適さと伝統の両立という、それぞれ違う魅力を持っています。

正直、外湯めぐりだけを目的に城崎温泉を選ぶのはもったいないと調べていて感じました。離れや客室露天風呂という選択肢を知っているかどうかで、同じ城崎温泉でもまったく違う旅になりそうです。貸切風呂の数、部屋食の有無、客室数という基準で見比べれば、きっと自分たちに合う一軒が見つかるはずです。

気になる宿が見つかったら、楽天トラベルで空室状況を確認してみてください。柳並木の温泉街と、離れの静けさ、両方を味わえる旅になりますように。