倉吉で雪見露天風呂の宿を探し始めると、思いのほか選択肢が少ないことに気づきます。正直、私も最初は倉吉市街の関金温泉だけで探していたのですが、掲載されている旅館がほとんど見つからず、少し焦りました。
ただ、気になって調べてみたんですが、倉吉市街から車で10〜15分ほどの三朝温泉まで範囲を広げると、雪見露天風呂を楽しめる老舗旅館がいくつも見つかりました。三朝温泉は世界屈指のラジウム泉として知られる温泉地で、倉吉観光の宿泊拠点として実質的に倉吉旅行の一部と言えるエリアです。
雪が舞う中、湯気の立つ露天風呂に浸かりながら庭園や渓流を眺める時間は、鳥取県の山間ならではの贅沢だと思います。老舗旅館ならではの歴史や建物の風格も、雪景色と合わさることで一層味わい深くなるはずです。
三朝温泉は湯治場としての歴史も長く、昔から「三朝の湯で三晩、三朝を迎えれば、どんな難病も治る」と伝えられてきたそうです。そうした言い伝えを聞くと、雪の中の湯浴みにも一段と特別な意味を感じられる気がします。
この記事では、倉吉市街とその隣の三朝温泉エリアで雪見露天風呂を楽しめる老舗旅館4軒を、歴史・自家源泉・建物の個性という切り口で紹介します。2026年7月時点の情報をもとにしていますが、雪見露天は冬季(12〜2月頃)が見頃のため、料金やプラン内容は公式サイトや楽天トラベルで最新情報を確認してください。
倉吉・三朝温泉エリアで雪見露天風呂を楽しむ基準
倉吉市街には関金温泉という古い温泉地がありますが、楽天トラベルに掲載されている旅館は現時点で1軒のみです。そのため、この記事では車で10〜15分ほどの三朝温泉まで範囲を広げて紹介しています。三朝温泉は約1300年前に発見されたと伝わる温泉地で、ラジウムを多量に含む放射能泉として世界的にも知られています。弱い放射線が新陳代謝を促し、免疫力や自然治癒力を高めるとされていて、温泉好きの間でも一目置かれる湯質です。
雪見露天風呂を選ぶときは、まず露天風呂が客室に付いているのか、それとも大浴場や貸切風呂として用意されているのかを確認しておくと選びやすくなります。客室露天風呂なら誰にも気兼ねなく雪景色を独り占めできますし、貸切風呂なら家族やグループでも交代なく楽しめます。
もうひとつの基準が、建物や旅館そのものの歴史です。三朝温泉には大正時代から続く老舗旅館や、国の登録有形文化財に指定された建物を持つ旅館が残っています。雪景色と歴史ある建物の組み合わせは、他の温泉地にはない特別な情緒を生み出してくれると思います。また、宿によって温泉街から少し離れた静かな立地のところと、温泉街の中心に近く食事処や土産物店に歩いて行けるところがあります。滞在中に周辺を散策したいかどうかも、選ぶときの軸のひとつになると思います。三朝温泉街には無料の足湯や共同浴場も点在していて、宿の湯とは別に温泉街全体で湯めぐりを楽しめるのも魅力のひとつです。楽天トラベルで三朝温泉エリアの旅館を検索すると、客室タイプや温泉の詳細を写真つきで比較できます。
文人に愛された老舗旅館で過ごす雪見露天
三朝温泉には、大正時代から文人や学者に愛されてきたという老舗旅館が今も営業を続けています。ここでは、その代表格2軒を紹介します。
依山楼 岩崎 大正9年創業、12種類の湯船と客室露天風呂
依山楼 岩崎は、大正9年(1920年)創業という長い歴史を持つ老舗旅館です。回遊式庭園風呂「山の湯」を中心に、ラジウム蒸気風呂や洞窟風呂など12種類もの湯船を持つとされていて、湯めぐりだけでも一日楽しめそうな充実ぶりです。
客室は和室・洋室に加えて、三朝川を望む客室露天風呂付きの部屋も用意されているとのことです。雪の日には、川の対岸に積もった雪を眺めながら露天風呂に浸かるという、この宿ならではの景色が楽しめそうです。地元鳥取の食材を使った会席料理も評判で、朝食は地元産の三朝米や地豆腐を使った弁当スタイルで提供されるとされています。個人的には、12種類の湯船をひとつずつ巡るだけでも、一泊では足りないくらい贅沢な時間になりそうだと感じました。ラジウム蒸気風呂は温泉街の中でも珍しいタイプとされていて、じんわりと体の芯から温まる感覚を求める人には特におすすめしたい湯です。冷えやすい冬の体には、こうしたじんわり系の温泉がちょうどいいという声も口コミで見かけました。客室タイプや湯船の詳細は変わる可能性があるため、最新情報は公式サイト・楽天トラベルでご確認ください。
三朝館 庭園式の湯「碧水の湯」を望む老舗旅館
三朝館も依山楼 岩崎と同じ大正9年創業で、文人や学者に愛されてきたと伝わる老舗旅館です。庭園式の露天風呂を持ち、四季の景色を眺めながら湯に浸かれるのが魅力とされています。
雪の季節には、庭園の木々に積もった雪と湯気が重なり合う、静かで趣のある景色が楽しめそうです。待って、この「文人に愛された庭園風呂」という響き、調べているだけでもう行きたくなってきたんですけど、と正直に思ってしまいました。館内には大浴場のほか貸切風呂も用意されているとのことで、客室に露天風呂がないタイプの部屋でも、貸切風呂で雪見露天を楽しむという選択肢があります。長年愛されてきた老舗ならではの落ち着いた接客も、静かな雪見旅にはぴったりだと思います。文人が愛したという逸話が残る宿は全国にいくつかありますが、雪景色の庭園風呂と組み合わさることで、その言い伝えにより実感が伴う気がしています。料金やプラン内容は変わる可能性があるため、最新情報は公式サイト・楽天トラベルでご確認ください。
自家源泉と歴史的建造物で味わう特別な湯
三朝温泉には、自家源泉を持つ宿や、国の登録有形文化財に指定された建物を持つ宿もあります。ここでは、個性の際立つ2軒を紹介します。
自家源泉かけ流し露天風呂 清流荘 専用サウナ付き客室露天風呂
自家源泉かけ流し露天風呂 清流荘は、その名の通り自家源泉をかけ流しにした露天風呂付き客室が特徴の宿です。2021年5月に客室がリニューアルされたとのことで、設備の新しさを求める人にも安心して勧められます。
部屋によっては専用サウナが付いているタイプもあるとされていて、雪見露天とサウナを交互に楽しむ、いわゆる温冷交代浴のような過ごし方もできそうです。自家源泉というのは、配湯に頼らず自分の宿だけの湯を持っているということなので、湯量や鮮度にこだわりたい人には特に響くポイントだと思います。倉吉駅から車で20分ほどの立地で、送迎サービスも用意されているとのことです。客室によっては三朝川のせせらぎが聞こえる立地もあるとされていて、雪の静けさとあわせて耳からも季節を感じられそうです。冬場は雪が音を吸収するため、普段以上に静かな時間が流れるという声も見られました。客室数・設備は変わる可能性があるため、最新情報は公式サイト・楽天トラベルでご確認ください。
旅館 大橋 登録有形文化財の洞窟風呂「岩窟の湯」
旅館 大橋は、建物自体が国の登録有形文化財に指定されているという、歴史的価値の高い旅館です。5つの自家源泉を持ち、そのうち3つが自噴するという豊富な湯量も特徴で、名物の洞窟風呂「岩窟の湯」は1948年にラジウム泉として世界的な評価を受けた記録が残っているとされています。
洞窟の中で雪見をするというのは、他の温泉地ではなかなか味わえない体験です。歴史的建造物の中で長年守られてきた湯に浸かるという行為そのものに、特別な重みを感じます。個人的には、こういう「数字や記録に裏付けられた歴史」を持つ宿には、写真だけでは伝わらない説得力があると感じています。日帰り入浴も受け付けているとのことなので、宿泊前に湯質を確かめておくという楽しみ方もできそうです。登録有形文化財という肩書きは伊達ではなく、館内の梁や柱にも長い年月を経た木材ならではの風合いが残っているとされ、建築好きの人にも見応えがありそうです。こうした建物は写真だけでは伝わりにくい重厚感があるので、実際に館内を歩いてみると印象が変わるかもしれません。建物や湯船の状態は変わる可能性があるため、最新情報は公式サイト・楽天トラベルでご確認ください。
予算感・予約のコツ・よくある質問
graph TD
A[倉吉市街] -->|車で10〜15分| B[三朝温泉エリア]
B --> C{何を重視?}
C -->|老舗の風格・庭園風呂| D[依山楼 岩崎]
C -->|文人ゆかりの落ち着き| E[三朝館]
C -->|自家源泉・専用サウナ| F[清流荘]
C -->|歴史的建造物・洞窟風呂| G[旅館 大橋]
雪見露天風呂は12月から2月頃が見頃とされ、この時期は三朝温泉全体で宿泊予約が集中しやすくなります。老舗旅館は客室数が限られていることも多いため、日程が決まったらできるだけ早めに動くのが安心です。
倉吉市街の観光(白壁土蔵群など)と組み合わせて、日中は町歩き、夜は三朝温泉でゆっくり雪見露天という旅程を組むと、鳥取県中部を無理なく楽しめると思います。倉吉駅から三朝温泉までは路線バスも運行されているため、車がなくても計画を立てやすいのもうれしいポイントです。
個人的には、老舗の風格を重視するなら依山楼 岩崎や三朝館、自家源泉や歴史的建造物の個性を楽しみたいなら清流荘や旅館 大橋、というふうに目的で選び分けると失敗しにくいと思います。冬季は道路が凍結することもあるため、車で向かう場合はスタッドレスタイヤの準備も忘れずにしておきたいところです。
よくある質問
楽天トラベルの宿泊施設ページには、客室タイプや温泉の詳細が書かれているので、予約前に必ず目を通しておくと安心です。
まとめ
倉吉市街だけでは選択肢が限られる雪見露天風呂ですが、車で10〜15分ほどの三朝温泉まで範囲を広げると、依山楼 岩崎や三朝館のような大正時代からの老舗旅館、清流荘のような自家源泉かけ流しの宿、旅館 大橋のような登録有形文化財の建物まで、個性豊かな旅館が揃っています。
正直、三朝温泉がこれほどラジウム泉として評価の高い温泉地だとは、調べるまで知りませんでした。倉吉市街の白壁土蔵群とあわせて巡れば、鳥取県中部の魅力を一度に味わえる旅程が組めそうです。歴史・自家源泉・建物の個性という軸で比較すれば、雪の季節にふさわしい一軒がきっと見つかるはずです。
個人的には、選択肢が少ないと感じたときほど、範囲を少し広げてみると新しい発見があるものだと今回改めて実感しました。倉吉と三朝温泉、どちらも大切にしながら旅程を組んでみてください。
気になる旅館が見つかったら、楽天トラベルで冬季の空室状況を確認してみてください。雪が舞う露天風呂での静かなひとときが、忘れられない思い出になりますように。








