「高知 老舗旅館」で調べてみたものの、思っていたより情報が少なくて戸惑った人もいるんじゃないでしょうか。正直、私もそうでした。高知といえば桂浜や坂本龍馬、皿鉢料理は有名だけど、老舗旅館がひしめく温泉地というイメージはあまりないですよね。両親の結婚記念日に高知の宿を贈りたいと思って調べ始めたのがきっかけだったんですが、調べていくうちに、高知市の中心部にはちゃんと明治から続く老舗旅館が残っていて、しかも高知城下町という土地柄もあって、そのおもてなしの質の高さに正直かなり驚きました。

老舗旅館というと京都や箱根のイメージが強いかもしれませんが、高知にも100年以上、あるいは半世紀以上続く宿がいくつかあります。口コミを読み込んでいくと、鰹の藁焼きタタキをはじめとする会席料理のレベルの高さや、庭園や温泉に込められた歴史の重みに、想像以上に惹かれるものがありました。

この記事では、高知県内で老舗と呼べる旅館を、高知市中心部から四万十、足摺まで実在する5軒に絞って紹介します。記念日やご両親への贈り物、自分へのご褒美旅を考えている人に向けて、それぞれの宿の個室食事や温泉、アクセスの違いも整理しているので、宿選びの参考にしてもらえたらうれしいです。

そもそも高知で「老舗旅館」に泊まる意味

高知は温泉地としての知名度こそ控えめですが、実は高知市の中心部に、明治や昭和の時代から続く老舗旅館が集まっています。城下町として栄えた歴史があるからこそ、旅館側にも「城下町にふさわしいおもてなしをする」という意識が根付いているようで、調べれば調べるほど侮れない土地だと感じました。

温泉地としての規模は小さくても、老舗旅館が長く支持されてきたのには理由があります。ひとつは、鰹のタタキをはじめとする土佐料理のレベルの高さ。もうひとつは、高知城下という立地ならではの庭園や歴史的建造物との組み合わせです。これは、いわゆる観光地の温泉旅館とはまた違う魅力だと思います。

老舗旅館ならではの魅力とは

老舗旅館の何がいいかというと、単に建物が古いということではなく、長年の間に磨かれてきた接客とお料理のバランスだと思います。口コミを読んでいると「仲居さんの気配りが行き届いている」「何十年も通っているお客さんが多い」という声が目立ち、これは新しくできたホテルにはなかなか出せない空気感なんだろうなと感じます。

高知の老舗旅館の場合、皿鉢料理や鰹のタタキなど土佐の郷土料理を軸にした会席が名物になっている宿が多いのも特徴です。旬の食材を使った料理を、部屋食や個室でゆっくり味わえるという点は、記念日やご褒美旅にはぴったりの条件だと思います。

高知観光との相性がいい理由

高知市中心部の老舗旅館は、高知城やひろめ市場、はりまや橋といった定番観光スポットから徒歩圏内に位置していることが多く、観光の拠点として使いやすいのも大きな魅力です。桂浜まで足を伸ばす場合も、市内中心部に宿を取っておけば移動の負担が少なくて済みます。

一方で、高知県は東西に長く、四万十や足摺といった西部エリアまで足を伸ばすなら、その地域ならではの老舗の風格を持つ一軒宿を選ぶという方法もあります。どちらのエリアで過ごすかによって、宿選びの軸も変わってくるはずです。気になる宿が見つかったら、楽天トラベルで最新の空室状況を確認しながら検討してみてください。

高知市中心部の老舗、城西館と三翠園を比較

高知市中心部で老舗旅館というと、まず名前が挙がるのが城西館と三翠園です。どちらも高知城下という同じエリアにありながら、歴史の長さも雰囲気もかなり違っていて、比較してみるとそれぞれの個性がはっきり見えてきます。

城西館、150年の歴史と展望露天風呂

城西館は明治7年(1874年)創業、2024年に150周年を迎えた高知を代表する老舗旅館です。皇室御用達の歴史を持ち、高知城下町の中心、龍馬生誕の地にほど近い場所に建っています。口コミで「さすが老舗」という声が多いのも納得の風格で、これは正直、調べていて一番テンションが上がった宿です。

最上階にある展望露天風呂と展望大浴場からは、高知城下と山並みを一望できるとのことで、湯上がりに過ごせる「城見櫓」からはライトアップされた高知城が望めるそうです。2階には藁焼き実演工房があり、鰹の藁焼きタタキを目の前で仕上げてくれる名物メニューもあります。個室でのお食事を希望する場合は個室使用料が別途かかり、平日3,300円、土曜日・休日は5,500円(いずれも税込、2026年7月時点の情報)とのことなので、記念日などで個室を希望する場合は予約時に確認しておくと安心です。朝食バイキングは楽天トラベルの「朝ごはんフェスティバル」で1位を獲得した実績もあり、口コミでも朝食への評価がとても高い印象です。

三翠園、高知初湧出の天然温泉と庭園

三翠園は昭和24年(1949年)創業で、高知で初めて湧出した天然温泉を持つことで知られる老舗旅館です。高知城まで徒歩10分という立地に加え、旧山内家下屋敷長屋を含む庭園が国の重要文化財に指定されているというのは、調べていて「え、そんな歴史的な場所に泊まれるの」と驚いたポイントでした。

温泉は「湯殿 翠彩閣」という名前で、ナトリウム塩化物泉の高温泉が神経痛や関節痛、疲労回復、美肌に効くとされています。お料理は厚生労働大臣賞を受賞した経歴を持つ総料理長が、毎日市場に足を運んで厳選した土佐の旬の食材を使った会席と朝食バイキングを提供しているそうです。城西館が皇室御用達の風格なら、三翠園は温泉と庭園という、また違う角度から老舗の魅力を味わえる宿だと感じました。駐車場は60台分あり、普通車800円、二輪500円(1泊あたり)とのことです。

個室食事と朝食にこだわるなら土佐御苑

城西館・三翠園と並んで、高知市内で「老舗宿」を名乗っているのが土佐御苑です。公式サイトのキャッチコピーが「真心こめた美食の老舗宿」というだけあって、料理へのこだわりが伝わってくる宿だと感じました。

ライブおにぎりキッチンと朝食バイキングの中身

土佐御苑は1964年(昭和39年)創業で、50品以上が並ぶ朝食バイキングと、目の前でおにぎりを握ってくれる「ライブおにぎりキッチン」が名物です。夕食には鰹のタタキなど土佐料理が並び、口コミを読んでいても「朝食だけでも泊まる価値がある」という声が目立ちました。個人的には、こういう朝食に力を入れている宿は裏切らない、という印象を持っています。

大浴場は16時から24時、翌朝5時30分から9時まで営業していて、岩風呂と天然ラジウム石を使った露天風呂が用意されています。部屋数が多い宿なので、個室での食事を希望する場合は事前に相談しておくのが安心そうです。

アクセスの良さと大浴場の使い勝手

土佐御苑の強みは、なんといっても高知駅から徒歩5分という抜群のアクセスの良さです。高知城までは徒歩20分、はりまや橋やひろめ市場までは徒歩10分と、電車で高知入りする人にとっては非常に使い勝手のいい立地だと思います。両親を新幹線や特急で招待する場合、駅から近いというのは想像以上に安心材料になりますよね。

高知城下という同じエリアにありながら、城西館が展望露天風呂と皇室御用達の風格、三翠園が天然温泉と庭園、土佐御苑が朝食と個室食事という、それぞれ違う軸で強みを持っているのが面白いところです。目的に応じてどれを選ぶか、比較しながら決められるのは高知市中心部ならではの贅沢だと思います。

高知市以外で老舗の風格を味わえる一軒宿

高知市中心部から足を伸ばして、四万十や足摺まで行くなら、その土地ならではの老舗格の一軒宿を選ぶという楽しみ方もあります。市街地の老舗旅館とはまた違う、自然に囲まれた落ち着いた時間を過ごせるのが魅力です。

四万十の宿、四万十川河口の会席と客室露天

四万十の宿は、四国最長の四万十川の河口に建つ旅館です。露天風呂付きの和洋室やロフト付きの和室があり、カップルや家族連れに人気とのこと。徒歩5分の展望台からは周辺の景色を一望できるそうで、四万十の自然をまるごと味わえる立地が魅力です。

食事は四万十の食材をふんだんに使った会席料理が中心で、四万十牛や高知産のうなぎ料理も楽しめるとのことです。大浴場は日帰り入浴でも人気が高いそうで、口コミを読んでいると、宿泊だけでなく地元の人にも親しまれている宿なんだろうなという印象を受けました。市街地の老舗旅館とは違い、四万十川の流れをすぐそばに感じながら過ごせるのは、この宿ならではの体験だと思います。

足摺国際ホテル、あしずり温泉郷の絶景

足摺国際ホテルは四国最南端、あしずり温泉郷に建つホテルで、「太平洋と空に最も近いホテル」というキャッチコピーが公式サイトに掲げられています。足摺岬の絶景とあしずり温泉郷の湯を同時に楽しめる立地は、ほかのエリアではなかなか真似できない条件だと思います。

土佐清水市観光協会の宿泊案内にも紹介されている、地域を代表する宿のひとつで、長年にわたって地元の観光を支えてきた老舗格のホテルです。高知市中心部からは車で2時間半ほどかかりますが、足摺岬観光とセットで考えるなら、この立地の良さは大きな価値になります。四万十と足摺、どちらも高知市内の老舗旅館とはまったく違う、自然と一体になったような滞在ができる点が共通していると感じました。

老舗旅館を選ぶときに確認したいポイント

5軒を調べ比べてみて、老舗旅館を予約する前に確認しておくべきポイントが自分の中で整理できました。ここでまとめておきます。

記念日や両親への贈り物に向く宿の見極め方

記念日や両親への贈り物として老舗旅館を選ぶなら、まず個室食事や部屋食に対応しているかを確認するのがおすすめです。城西館のように個室使用料が別途必要な宿もあれば、部屋数や時期によって対応が変わる宿もあるので、目的をはっきり伝えたうえで予約時に相談しておくと安心です。

もうひとつ大事なのは、両親の年齢や体力に合わせて、部屋のタイプや館内の移動のしやすさを確認しておくことです。老舗旅館は歴史ある建物ゆえに、増築を重ねていて館内の造りが少し複雑な宿もあります。エレベーターの有無や部屋から大浴場までの距離は、事前に問い合わせておくと当日困らずに済みそうです。

個室食事・部屋食の有無は事前確認が必須

高知の老舗旅館は、朝食バイキング形式を採用している宿が多い一方で、夕食は個室や部屋食に対応している宿と、大広間での提供が中心の宿とに分かれます。「老舗旅館だから当然、部屋食だろう」と思い込んで予約すると、当日「実は個室は追加料金だった」ということになりかねません。

気になる宿が見つかったら、楽天トラベルのプラン詳細ページで食事形態を確認しておくと、当日の「思っていたのと違う」を防げるはずです。料金や食事形態は変動しやすいので、予約前にあらためて最新情報を確認することをおすすめします。

高知市中心部の老舗旅館は、城西館が展望露天風呂と皇室御用達の風格、三翠園が高知初湧出の天然温泉と庭園、土佐御苑が朝食と個室食事という、それぞれ異なる強みを持っています。四万十や足摺まで足を伸ばすなら、自然と一体になった老舗格の一軒宿という選択肢もあります。

よくある質問

高知の老舗旅館について、よく気になりそうな疑問をまとめました。

Q. 高知にはどんな老舗旅館があるか

A. 高知市中心部では城西館(明治7年創業)、三翠園(昭和24年創業)、土佐御苑(1964年創業)の3軒が代表的な老舗旅館です。西部エリアでは四万十の宿、足摺国際ホテルが地域を代表する老舗格の一軒宿として知られています。

Q. 記念日や両親への贈り物にはどこが向いているか

A. 個室食事や部屋食にこだわるなら城西館や土佐御苑、庭園や歴史的建造物を含めた特別感を重視するなら三翠園が向いていると思います。予約時に記念日利用であることを伝えると、対応してもらえる宿が多いようです。

Q. 高知市内と四万十・足摺、どちらの老舗旅館を選ぶべきか

A. 高知城やひろめ市場など市内観光を中心にするなら高知市中心部の老舗旅館、四万十川や足摺岬の自然を楽しみたいなら西部エリアの一軒宿がおすすめです。高知市内からは四万十まで車で2時間前後、足摺まで2時間半前後かかるので、旅程に合わせて選んでください。

Q. 料金や食事内容は今後も変わらないか

A. 料金やプラン内容、個室食事の可否は宿や時期によって変動します。この記事は2026年7月時点の情報をもとにまとめていますが、予約の際は楽天トラベルや公式サイトであらためて最新情報をご確認ください。

graph TD

A[高知で老舗旅館を探したい] --> B{どのエリアで過ごしたい?}

B -->|高知城下・市内中心部| C{何を重視したい?}

C -->|展望露天風呂・皇室御用達の風格| D[城西館]

C -->|天然温泉・庭園の歴史| E[三翠園]

C -->|朝食・個室食事・駅近アクセス| F[土佐御苑]

B -->|四万十川の自然| G[四万十の宿]

B -->|足摺岬の絶景・あしずり温泉郷| H[足摺国際ホテル]

まとめ

高知の老舗旅館を調べてみて、温泉地としての知名度は控えめでも、高知市中心部にはしっかりと歴史を重ねた老舗旅館が残っていることがわかりました。城西館は150年の歴史と展望露天風呂、三翠園は高知初湧出の天然温泉と庭園、土佐御苑は朝食と個室食事、そして四万十の宿と足摺国際ホテルは、自然と一体になった地域を代表する一軒宿として、それぞれ違う魅力を持っています。

正直、調べる前は「高知に老舗旅館なんてあるのかな」と半信半疑だったのですが、実際には皇室御用達の歴史や国の重要文化財の庭園まであって、想像以上に奥が深いテーマでした。記念日や両親への贈り物として高知の宿を探しているなら、まずはこの5軒を比較してみることをおすすめします。

今日のポイント

高知の老舗旅館は高知市中心部の城西館・三翠園・土佐御苑と、西部エリアの四万十の宿・足摺国際ホテルに分けて考えると選びやすい。記念日や個室食事を重視するなら市内、自然を楽しみたいなら西部エリアがおすすめ。

気になる老舗旅館が見つかったら、楽天トラベルで最新の空室状況やプラン内容を確認してみてください。2026年7月時点の情報をもとにまとめましたが、料金や食事形態は変動しやすいので、予約前にあらためて公式サイトでもご確認ください。高知の老舗旅館での時間が、記念日にもご褒美旅にも、心から満たされるひとときになりますように。