「金沢 紅葉 温泉宿」で調べ始めると、出てくるのは兼六園のライトアップ情報と、駅前の大浴場付きビジネスホテルばかり。正直、ちょっと物足りなさを感じませんでした? 私もパートナーと紅葉シーズンの一泊旅行を計画していて、同じように検索して、同じところでつまずきました。
気になって調べてみたんですが、金沢市内にはちゃんとした温泉旅館があるんです。それも、竹久夢二をはじめ多くの文人に愛された1300年の歴史を持つ「湯涌温泉」。金沢駅や兼六園から車でわずか20分ほどの奥座敷で、紅葉シーズンにはあたりがしんと静かに色づきます。
この記事では、湯涌温泉にある旅館の中から、露天風呂付き客室・貸切風呂・会席や部屋食といった旅館ならではの魅力を軸に4軒を紹介します。記念日に泊まりたい人、親孝行で両親を連れて行きたい人、それぞれの目的別にどこを選べばいいかまで整理しました。なお、料金やプラン内容は2026年7月時点の情報です。変動しやすい部分は必ず公式サイトや楽天トラベルで最新情報をご確認ください。
正直、私も最初は「金沢市内に温泉旅館なんてあるの?」と半信半疑でした。でも調べていくうちに、湯涌温泉が想像以上にちゃんとした旅館の集まる温泉地だと分かって、これはもっと早く知りたかったな、というのが率直な感想です。
金沢の紅葉と温泉旅館が、今の大人に選ばれる理由
兼六園の紅葉といえば、霞ヶ池に映る琴柱灯籠と色づいたモミジの組み合わせが有名です。例年11月中旬から12月上旬が見頃とされ、雪吊りの準備が始まる頃と紅葉が重なる年も多く、金沢らしい情景が楽しめます。ただ、日帰りで兼六園だけ見て帰るのは、正直もったいない気がしています。
兼六園の紅葉と、車で20分の「奥座敷」湯涌温泉
湯涌温泉は、兼六園や金沢駅から車でおよそ20分。金沢西ICからも車で約30分というアクセスの良さで、日中は兼六園や近江町市場を歩き、夕方から静かな温泉旅館でゆっくり過ごす、という一日が現実的に組める距離感です。個人的には、この「近いのに、別世界」という感覚が湯涌温泉の一番の魅力だと思っています。
1300年続く湯涌温泉と、紅葉シーズンの静かな情景
湯涌温泉は開湯1300年と伝わる古湯で、大正時代にはドイツで開かれた万国鉱泉博覧会に日本の名泉として出展された記録も残っています。竹久夢二が逗留したことでも知られ、玉泉湖のほとりは紅葉シーズンになると水面に色が映り込み、観光客で賑わう市街地とはまったく違う静けさに包まれます。口コミを読んでいても「兼六園より人が少なくて、ゆっくりできた」という声が意外と多くて、これは実際に確かめてみたいと思いました。
日帰りではなく「泊まる」からこそ味わえる紅葉の時間
兼六園は夜間ライトアップの期間以外、日没後に閉園してしまいます。つまり、紅葉と朝の空気の両方をゆっくり味わいたいなら、金沢市内のどこかに宿泊するのが前提になります。せっかく宿泊するなら、駅前のビジネスホテルではなく、湯涌温泉のような温泉旅館を選んで、夕方から夜、そして翌朝の静けさまで含めて紅葉シーズンを楽しみたい、というのが個人的な結論です。夕食後にもう一度貸切風呂に入り、朝は玉泉湖のほとりを散歩する、そんな一泊二日を想像するだけで、けっこうテンションが上がります。
客室で湯を独り占め、貸切風呂で寛ぐ旅館
旅館選びで一番気になるのが、お風呂だと思います。大浴場でわいわい楽しむのもいいですが、紅葉シーズンの大人旅なら、客室露天や貸切風呂でゆっくり独り占めできる宿を選びたいところです。
全室露天風呂付き客室の「古香里庵」
湯涌温泉の中でも、ひときわ静かな佇まいなのが古香里庵です。全4室すべてに露天風呂と個室の食事処を備えていて、2018年の開業ながらミシュランガイド北陸2021にも掲載されています。口コミを読んでいて驚いたのは、部屋数がわずか4室しかないこと。だからこそ館内が常に静かで、湯船に浸かりながら誰にも気兼ねなく紅葉を眺められる、という声が目立ちました。正直、この客室数の少なさは好みが分かれるところですが、静けさを最優先するなら間違いなく候補に入る一軒です。
古香里庵の詳しいプランは、楽天トラベルで確認できます。
貸切風呂を4つ備える「百楽荘」
一方、露天風呂付き客室にこだわらず「貸切風呂を好きなだけ楽しみたい」という人には百楽荘が向いています。大浴場ではなく貸切風呂を4つ用意していて、家族やカップルで気兼ねなく湯を独占できるのが特徴。湯上がりに立ち寄れるラウンジでは、無料のドリンクや軽食のサービスもあるそうで、口コミでも600件を超える評価の平均が4.6台と高水準でした。これだけの件数でここまで評価が揃っているのは、正直なところ本物だと思います。
百楽荘の貸切風呂の空き状況は、楽天トラベルの宿泊プラン一覧から確認できます。
大浴場でしっかり温まりたい人への視点
正直なところ、貸切風呂や客室露天は魅力的な反面、一人あたりの入浴時間が短くなりがちという声も口コミには混ざっていました。何度もお湯に浸かって、じっくり温まりたいタイプの人は、大浴場のある旅館かどうかも予約前にチェックしておくと安心です。湯涌温泉のように源泉が近い温泉地では、成分の柔らかさもあって長湯しやすいという口コミも見かけたので、このあたりは好みと相談しながら選んでみてください。個人的には、旅の一日目は大浴場でしっかり温まって、二日目の朝に客室露天でゆっくりする、という組み合わせも贅沢でいいなと思っています。
会席や部屋食で、旬の加賀の恵みを味わう旅館
旅館に泊まる楽しみの半分は、正直なところ食事だと思っています。部屋でゆっくり味わえるか、目の前で仕上げてくれるか、旅館によって個性が分かれるところも比較しがいがあります。
月の湯・星の湯と部屋食の「日本料理さかえや」
全7室というこぢんまりとした規模で、夕朝食ともに客室で提供してくれるのが日本料理さかえやです。最上階には女性用の「月の湯」、男性用の「星の湯」があり、それぞれ内湯と露天の両方を備えています。金沢港直送の魚と有機栽培の加賀野菜を使った会席は、ミシュランガイド富山・石川(金沢)でも快適度の評価が高く、部屋食にこだわりたい人にはかなり刺さる一軒だと思います。日帰り利用のプランも用意されているので、まずは日帰りで雰囲気を確かめてから宿泊を検討する、という使い方もできそうです。
日本料理さかえやの会席プランは楽天トラベルで見られます。
地の食材にこだわる「湯の出旅館」の食事
もう少しアクセスの良さも重視したいなら、湯の出旅館も候補に挙がります。金沢駅から車で25分、兼六園からは約40分と、湯涌温泉の中では立地のバランスが良く、口コミ件数も450件を超えて評価は4.6台をキープしています。地元の食材を活かした献立を大切にしている旅館で、初めて湯涌温泉に泊まる人にも選びやすい一軒だと感じました。
湯の出旅館のアクセスや料金は楽天トラベルで確認できます。
flowchart TD
A[金沢の紅葉シーズンに泊まる宿を探す] --> B{お風呂で何を重視する?}
B -->|客室で完全に独り占めしたい| C[古香里庵:全室露天風呂付き客室]
B -->|貸切風呂で気軽に湯めぐり| D[百楽荘:貸切風呂4つ]
B -->|食事を部屋でゆっくり味わいたい| E[日本料理さかえや:部屋食+月の湯星の湯]
B -->|アクセスの良さを優先したい| F[湯の出旅館:駅から好アクセス]
C --> G[記念日 特別な日にも]
D --> G
記念日や親孝行など、特別な一日にふさわしい旅館
紅葉シーズンは、結婚記念日やちょっとした誕生日祝い、両親への贈り物として旅行を計画する人も多い時期だと思います。せっかくなら、目的に合わせて宿を選びたいところです。
ミシュラン掲載の古香里庵で迎える記念日
全4室・露天風呂付きという条件は、記念日利用にかなり向いています。個室の食事処でゆっくり会席を味わいながら、誰にも邪魔されない時間を過ごせるというのは、値段以上の満足感につながりそうです。「え、この内容でこの落ち着き方?」と、調べていて何度か声が出そうになりました。
貸切風呂とラウンジで過ごす百楽荘の大人時間
大人二人でこぢんまり過ごすなら、百楽荘の貸切風呂も記念日向きです。湯上がりのラウンジでお茶をいただきながら、紅葉に色づく庭を眺める時間は、特別な演出をしなくても十分に記念日らしい雰囲気になりそうだと感じました。
両親を連れて行くときに気をつけたいこと
親孝行の旅として湯涌温泉を選ぶなら、部屋食ができるかどうかを事前に確認しておくのがおすすめです。年配の方は、大浴場までの移動や配膳時間の長い会場食より、部屋でゆっくり食べられるスタイルの方が喜ばれることが多いというのは、実際に口コミを読んでいても共通していました。ただ、部屋食対応の可否や個室食事処の空き状況はシーズンによって変わるので、予約前に必ず確認しておきたいところです。
湯涌温泉へのアクセスと、紅葉シーズンのモデルプラン
紅葉シーズンは道路が混みやすいので、アクセスの下調べは早めにしておくと安心です。
金沢駅・兼六園からのアクセス方法
湯涌温泉へは、金沢駅や兼六園から車でおよそ20〜40分ほど。旅館によっては金沢駅からの無料送迎バスを用意しているところもあるので、車を持たない旅行者でも比較的行きやすいエリアです。ただし送迎の時間帯や予約要否は施設ごとに異なるため、予約時に必ず確認しておいてください。公共交通機関の場合は、金沢駅から路線バスで湯涌温泉バスターミナルまで向かうルートもありますが、本数が限られる時間帯もあるので、事前に時刻表を確認しておくと安心です。紅葉シーズンの週末は兼六園周辺の道路が混雑しやすいため、車で向かう場合は少し余裕を持ったスケジュールにしておくのがおすすめです。
1泊2日の紅葉モデルプラン
午前中に兼六園で紅葉と雪吊りの景色を楽しみ、近江町市場で腹ごしらえをしてから、午後は湯涌温泉へ移動。チェックイン後は貸切風呂や客室露天でゆっくり湯につかり、夕方から会席や部屋食を味わう、という流れが個人的には理想だと思っています。翌朝は湯涌江戸村や玉泉湖のほとりを散策してから金沢市街へ戻れば、無理のない一泊二日になりそうです。朝の湯涌温泉は観光客もまばらで、紅葉した木々と川のせせらぎの音だけが響く時間帯だと聞いていて、個人的にはこの朝の散策がいちばん楽しみだったりします。湯涌温泉の宿泊情報は楽天トラベルでまとめてチェックできます。
湯涌温泉の旅館選びでよくある疑問
最後に、調べていて気になった疑問をいくつかまとめておきます。
貸切風呂は当日でも予約できる?
百楽荘のように貸切風呂を複数備える旅館でも、紅葉シーズンの週末は埋まりやすい傾向があります。口コミを読む限り、チェックイン時に希望の時間帯が取れないケースもあるようなので、事前予約や早めのチェックインを心がけたほうが良さそうです。予約サイトの備考欄に「貸切風呂の事前予約可否」が書かれていることも多いので、プラン詳細まで目を通しておくと当日に慌てずに済みます。
紅葉の見頃はいつ頃?
兼六園の紅葉は例年11月中旬から12月上旬が目安とされていますが、年によって前後します。湯涌温泉周辺の色づきも同じ時期が中心で、標高がある分だけ市街地よりやや早く色づき始めるとも言われています。2026年の正確な見頃時期は、訪問前に金沢市や各旅館の公式サイトで最新情報を確認するのが確実です。あわせて、紅葉シーズンにイベントが開催される年もあるようなので、宿泊予定日の周辺情報も一度チェックしておくと、旅の楽しみがひとつ増えるかもしれません。
日帰りでも楽しめる?
日本料理さかえやのように日帰り利用プランを設けている旅館もあります。宿泊するかどうか迷っている場合は、まず日帰りで雰囲気や食事の内容を確かめてから、次回は宿泊でじっくり過ごす、という使い方もできそうです。日帰りプランは提供時間や定員が限られていることが多いので、こちらも早めの予約をおすすめします。
まとめ
金沢の紅葉シーズンは、兼六園だけで終わらせるにはもったいない時間です。車でわずか20分の湯涌温泉まで足を延ばせば、全室露天風呂付きの古香里庵、貸切風呂が自慢の百楽荘、部屋食が魅力の日本料理さかえや、アクセスの良い湯の出旅館と、目的別に選べる旅館が揃っています。記念日にも、親孝行にも、自分へのご褒美にも使える奥座敷だと、調べれば調べるほど感じました。正直、ここまで調べて「行きたい気持ち」が抑えられなくなってきています。
改めて振り返ると、湯涌温泉を選ぶポイントは大きく4つです。金沢の紅葉シーズンが気に入ったら、同じ秋の温泉旅を検討する際の参考として、紅葉狩りに向く温泉旅館の選び方も合わせて確認しておくと、季節ごとの最適な宿選びが見えてきます。露天風呂付き客室でゆっくり湯を独り占めしたいか、貸切風呂で気軽に湯めぐりを楽しみたいか、会席や部屋食で食事の時間そのものを味わいたいか、そして誰と、どんな目的で泊まりたいか。この4つを自分の旅の目的に当てはめて考えると、驚くほどすんなり宿が決まると思います。気になる旅館が見つかったら、楽天トラベルで空室状況を早めにチェックしておくのがおすすめです。今年の紅葉は、湯涌温泉の湯につかりながら眺めてみませんか。







