「札幌市内に、貸切風呂のある温泉旅館なんてあるの?」
正直、私も最初はそう思っていました。札幌といえば都会のホテル街というイメージが強くて、温泉旅館は函館や登別まで足を延ばさないとないんじゃないかと。でも調べてみたら、答えは拍子抜けするほどシンプルだったんです。
定山渓温泉。札幌駅から車でわずか1時間ほどの場所に、貸切風呂や客室露天風呂を備えた宿がいくつも集まっています。しかも行政区分でいえば、れっきとした札幌市南区。つまり「札幌市内で貸切風呂に入りたい」という願いは、意外なほど近くで叶うんですよね。
大浴場だと、記念日のカップルも、両親との旅行も、一人旅も、なんとなく周りの目を気にしてしまう。そう感じる人は多いはずです。今回は口コミと公式サイトを行き来しながら、星野リゾート以外の選択肢まで含めて、2026年7月時点の情報を照合してまとめました。貸切風呂には実は2つのタイプがあること、そして目的別にどの宿を選べばいいのかまで、具体的にお伝えします♨️。
「札幌市内」なのに、この宿の存在は意外と知られていない
「札幌 貸切風呂 旅館」で検索して出てくる記事の多くは、なぜか定山渓温泉を「札幌近郊」や「北海道全域」という曖昧な括りで紹介しています。でも実際に住所を調べてみると、定山渓温泉は札幌市南区定山渓。地図で見ると、札幌駅から南西方向に車を走らせて、豊平川沿いの渓谷をのぼった先にあります。
時間にして車で約1時間。都心からこの近さで、山あいの温泉街に着いてしまうとは、かなり意外でした。
たとえば定山渓第一寶亭留翠山亭は、JR札幌駅から車で60分。無料の送迎バスも用意されていて、要予約ながら車を持たない人でもアクセスできます。旅館ふる川も同じく、大通西1丁目のテレビ塔北向かいから無料送迎バスが毎日1便出ていて(事前予約制)、地下鉄とバスを乗り継いでも十分たどり着ける距離感です。
つまり「札幌で温泉旅館」と検索した時点で、すでに答えの候補は目の前にあるのに、地理的な思い込みでスルーしてしまっている人が多いんですよね。上位に表示される記事のいくつかは「定山渓温泉は札幌市南区に位置する」と本文では触れているのに、見出しでは「札幌近郊の温泉地」という別カテゴリで扱ってしまっている。これでは読んでいる側が「札幌市内」だと直感的に理解しにくいのも当然です。
個人的には、この地理的な誤解こそが、貸切風呂のある宿選びを難しくしている一番の原因だと思っています。「札幌市内」という言葉から連想する範囲を無意識に都心部だけに絞ってしまうと、定山渓という有力な選択肢がまるごと視界から外れてしまう。逆に言えば、この誤解さえ解ければ、宿選びの選択肢は一気に広がります。星野リゾート「界 定山渓」の知名度もあって定山渓という地名自体は聞いたことがある人が多いはずですが、「札幌市内」という感覚とセットで捉えている人は意外と少ないのではないでしょうか。
定山渓温泉は札幌市南区にあり、札幌駅から車・送迎バスで約60分。行政区分上も距離感覚上も「札幌市内の温泉地」と呼んで差し支えありません。
個人的には、この「実は市内だった」という発見こそが、この記事で一番伝えたいことです。遠出の予定を立てなくても、帰省のついでや週末の思いつきでも、貸切風呂の贅沢な時間に手が届く。定山渓温泉のほかの宿も気になる方は、楽天トラベルでエリアの宿を一覧からチェックしてみると、思っていたより選択肢が多いことに気づくはずです😊。
貸切風呂には2種類ある、知らずに選ぶと後悔するタイプの違い
口コミを読んでいて思ったのは、貸切風呂って宿によって仕組みがまったく違うということ。ここを知らずに予約すると、当日ちょっと気まずいんです。
「貸切風呂付きの宿」とひとくくりに紹介されがちですが、実際には大きく2つのタイプに分かれます。ひとつは、客室そのものに温泉展望風呂や露天風呂が付いている「客室露天風呂型」。もうひとつは、大浴場とは別に、時間を予約して入る貸切湯がある「予約制貸切風呂型」です。
客室露天風呂型の代表が、定山渓万世閣ホテルミリオーネ。ここには一般的な意味での共用貸切風呂はありませんが、貸切展望サウナと温泉展望風呂が付いた洋室があり、部屋にいる間は24時間好きなタイミングで温泉に浸かれます。予約の空き状況を気にする必要がなく、深夜でも早朝でも自由に入れるのがこのタイプの強みです。
一方、予約制貸切風呂型の代表格が定山渓第一寶亭留翠山亭。24時間・毎時0分から予約できる貸切風呂が2箇所あり、時間を区切って使う仕組みです(料金は2026年7月時点で公式案内をもとにした参考情報のため、最新情報は公式サイトをご確認ください)。大浴場も貸切風呂も両方使いたい人には、こちらのタイプが向いています。
どちらが自分に合うかは、過ごし方のイメージ次第です。一人旅で気兼ねなく好きな時間に何度も入りたいなら客室露天風呂型。大浴場でリラックスしつつ、特別な時間だけ貸切風呂を予約したいなら予約制貸切風呂型。この違いを知らずに予約すると、「客室に露天風呂があると思っていたのに、実は共用の貸切風呂だった」というすれ違いが起きかねません。
客室露天風呂型は予約不要で24時間自由に入れる。予約制貸切風呂型は時間帯を指定して使う代わりに、大浴場と両方楽しめる。目的に合わせて選ぶのがコツです。
文章で説明した2タイプの違いを、図でも整理しておきます。
graph TD A[貸切風呂のある宿を選ぶ] --> B[客室露天風呂型] A --> C[予約制貸切風呂型] B --> B1[客室に温泉展望風呂が付いている] B1 --> B2[予約不要 24時間いつでも入れる] B2 --> B3[ミリオーネ 佳松御苑 グランドブリッセン] C --> C1[大浴場とは別に貸切湯がある] C1 --> C2[時間予約制 大浴場も併用できる] C2 --> C3[翠山亭 ふる川 花もみじ]
一人旅で気兼ねなく何度も入りたいなら客室露天風呂型、大浴場も貸切も両方楽しみたいなら予約制貸切風呂型。この図を見れば、自分がどちらを求めているか一目でわかるはずです。
気になるタイプが決まったら、楽天トラベルで客室の写真や設備の説明を見てみると、どちらのタイプかがぐっとイメージしやすくなります。次からは、目的別に具体的な宿を紹介していきます✨。
記念日・夫婦旅にふさわしい、贅沢な一泊を叶える宿
大浴場では、どうしても「隣に誰かがいる」ことを意識してしまう。記念日や夫婦の時間を、誰にも気を遣わずに過ごしたいなら、貸切風呂か客室露天風呂のどちらかを備えた宿を選ぶのが正解です。ここでは、それぞれ異なるタイプの魅力を持つ2軒を選びました💕。
正直、記念日の宿選びで一番避けたいのは「大浴場が空いている時間を気にしながら過ごす」ことだと思っています。せっかくの特別な夜に、脱衣所で他の宿泊客と鉢合わせたり、混雑を避けるために早めにお風呂を済ませたりするのは、なんだかもったいない気がします。その点、貸切風呂や客室露天風呂があれば、夕食後にゆっくりお酒を飲んでから湯につかるも良し、深夜に静かな時間を選ぶも良し。時間の使い方そのものが、二人だけのものになります。
1軒目は老舗ならではの「選べる贅沢」がある翠山亭、2軒目は客室そのものが特別な空間になる佳松御苑。どちらも定山渓のなかでは個性がはっきりしている宿なので、記念日にどんな時間を過ごしたいかで選び分けてみてください。
会席料理や部屋食といった食事のスタイルも、記念日の満足度を左右する大事な要素です。周りを気にせず、二人だけのペースで食事を楽しめるかどうか。貸切風呂や客室露天風呂と合わせて、食事のスタイルまで含めて比較してみると、より自分たちに合った一軒が見えてくるはずです。詳しい食事プランの内容は、予約前に公式サイトで確認しておくと安心です。
記念日プランを用意している宿も多いので、予約の際は通常プランと見比べてみるのもおすすめです。ケーキやスパークリングワインが付くプラン、部屋の設えを少し特別にしてくれるプランなど、宿によって内容はさまざまです。せっかくの記念日なので、湯船だけでなく、こうした細やかなサービスまで含めて比較してみると、より満足度の高い一泊になるはずです。プランの詳しい内容や当日の対応については、予約サイトの記載だけでなく、宿の公式サイトも合わせて確認しておくと、当日になって慌てずに済みます。
定山渓第一寶亭留翠山亭、貸切風呂を2種類、時間帯で選べる贅沢
定山渓第一寶亭留翠山亭は、全室が温泉付き客室という老舗の代表格。それに加えて、24時間・毎時0分予約制の貸切風呂が2箇所あり、公式案内では40分3,300円(税込)とされています。さらに最上階7階には展望貸切風呂「妙泰乃湯」があり、こちらは60分4,400円(税込)という案内です。いずれも2026年7月時点の公式サイトの案内をもとにしていますが、料金は変動する可能性があるため、予約前に最新情報を確認してください。
個人的には、貸切風呂が1種類じゃなくて2種類あるのが翠山亭の面白いところだと思います。通常の貸切風呂の予約が埋まっていても、展望貸切風呂の方は空いていることもあるようで、記念日には奮発してこちらを選ぶ楽しみ方もできそうです。
24時間・毎時0分予約制という仕組みも、記念日には嬉しいポイントです。夕食後すぐでも、就寝前でも、翌朝の出発前でも、自分たちの都合に合わせて湯船の時間を選べる。大浴場のように営業時間を気にする必要がなく、老舗旅館ならではの落ち着いた空間で、思い立ったタイミングで湯につかれるのは、記念日という特別な一日にちょうどいい自由度だと思います。
全室が温泉付き客室という点も、実は見逃せないポイントです。貸切風呂を使わない時間帯でも、部屋に戻ればいつでも温泉に浸かれる。つまり「貸切風呂は予約制、客室の温泉は自由」という二段構えになっているんです。記念日の夜、まずは客室の温泉でゆっくりくつろぎ、少し特別な時間には展望貸切風呂を予約する。そんなメリハリのある一日の過ごし方ができるのも、老舗旅館ならではの懐の深さだと思います。
参考料金は2名で税込62,370円〜という価格帯(2026年7月時点の目安、最新料金は公式サイトや楽天トラベルでご確認ください)。安くはありませんが、貸切風呂を2種類使い分けられる仕組みを考えると、値段以上の満足度がありそうな宿だと感じています。こういう宿を見つけると、こちらまでテンションが上がってしまいます。
公式サイトでは、この宿の湯は源泉かけ流しと案内されています。老舗ならではの湯づかいへのこだわりが伝わってくる表現で、記念日という特別な日にふさわしい説得力があります。
定山渓第一寶亭留翠山亭の空室状況は、楽天トラベルの施設ページで確認できます。
佳松御苑、全室スイート、自家源泉を独り占めする大人の隠れ家
調べてみて意外だったのが、佳松御苑には共用の貸切風呂がないという点です。最初は物足りないのかと思ったのですが、口コミを読むとむしろそれが良いという声が多くて、発想の転換に納得しました。というのも、佳松御苑は全室がスイートルームで、それぞれの客室に自家源泉を引いた展望風呂が備わっているからです。つまり、部屋にいる間はずっと自分たちだけの湯船があるということ。貸切風呂を予約する手間そのものがいらないんですよね。
泉質はカルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉、いわゆる薄別温泉で、美肌の湯としても知られています。アクセスはJR札幌駅から道南バスで70分、「薄別」停留所下車すぐ。定山渓のなかでもさらに奥まった、静けさを求める人向けの立地です。
自家源泉を引いた展望風呂という表現には、老舗の丁寧な仕事ぶりがにじみます。周りを一切気にせず、部屋着のまま何度でも湯船に入れる。夫婦や恋人と、誰にも邪魔されない時間を過ごしたい人には、これ以上ないシチュエーション💕だと思います。
全室スイートというのも見逃せないポイントです。貸切風呂を予約する宿だと、どうしても「今日はもう1回入れるかな」と時間を気にしてしまいますが、佳松御苑なら部屋そのものが湯船付きなので、その心配自体がありません。朝起きてすぐ、あるいは寝る前のリラックスタイムに、気軽に湯船へ向かえる。記念日という特別な日に、時間に縛られず自分たちのペースで過ごせるのは、大きな魅力だと思います。
薄別温泉という、定山渓の中でもさらに奥まったエリアに位置している点も、静けさを求める記念日旅にはぴったりです。観光客で賑わう中心部から少し離れているぶん、周囲は静かで落ち着いた雰囲気。二人だけの時間に集中したいカップルや夫婦にとって、この立地の奥まった感じ自体が贅沢の一部になっていると感じました。
佳松御苑は楽天トラベルにも掲載されているので、客室ごとの展望風呂の写真をぜひチェックしてみてください。
親孝行・家族での特別な一泊に選びたい宿
両親との旅行では、大浴場での介助や着替えのタイミングに、思った以上に気を遣うものです。「先に部屋に戻ってて」「着替え終わった?」というやり取りが、意外とストレスになったりする。ここでは、宿泊者専用の貸切風呂を持つ老舗と、客室ごとに温泉展望風呂を備えた比較的新しい宿を1軒ずつ紹介します。
親孝行の旅行で意外と見落としがちなのが、移動のしやすさです。高齢の親と一緒だと、駅から遠い、送迎バスがない、といった条件は思った以上に負担になります。実際、旅館ふる川には札幌駅からの無料送迎バスが用意されており、車を運転しない世代でも安心して向かえます。宿によって送迎の有無は異なるため、予約前に必ず確認しておきたいポイントです。今回紹介する2軒は、どちらもアクセスの良さと湯船のゆったりさを両立させている宿です。
もうひとつ、親孝行の旅行で意識したいのが「気を遣わせすぎない」ことです。豪華すぎる宿だと、親世代はかえって恐縮してしまうこともあります。老舗の落ち着いた雰囲気と、家族それぞれが自分のペースで湯船を楽しめる設備。この2つのバランスが取れている宿を選ぶことが、結果的に親孝行らしい満足度の高い一泊につながると思います。
食事のスタイルも、親孝行旅行では気にしておきたいポイントです。会場食よりも部屋食や個室での食事に対応している宿の方が、両親とゆっくり会話しながら過ごせます。食事や貸切風呂の詳しい対応状況は宿によって異なるため、気になる場合は予約前に公式サイトで確認しておくと安心です。大浴場に行くタイミングを気にせず、自分たちのペースで過ごせる宿かどうかは、親孝行旅行の満足度を大きく左右するポイントだと感じています。
還暦や古希といった節目の年に、少し特別な宿を選びたいという声もよく見かけます。豪華すぎず、かといって物足りなくもない、ちょうどいい上質さを持つ宿。今回紹介する2軒は、どちらも老舗の落ち着きと、家族での滞在のしやすさを両立させているという意味で、節目の旅行にふさわしい選択肢になると思います。
旅館ふる川、数寄屋建築の宿で味わう、宿泊者だけの貸切風呂
調べてみて意外だったのは、ふる川については温泉そのものより、数寄屋建築の落ち着いたしつらえや館内の雰囲気に触れた紹介が多かったことです。写真だけでは伝わりきらない魅力があるのかもしれません。
ふる川には宿泊者専用の貸切風呂に加えて、貸切岩盤浴、そして地下露天風呂「ゆ瞑み」があります。公式サイトによれば、館内の「奥の湯」は源泉をかけ流す造りになっているとのこと。館内すべての湯船が源泉かけ流しというわけではありませんが、一部の湯にこうしたこだわりがあるのは老舗ならではです。なお、日帰り客向けの貸切風呂は終了しており、現在は宿泊者専用となっています。
アクセスは、じょうてつバス定山渓線の定山渓湯の町下車すぐ。無料送迎バスも毎日1便、大通西1丁目のテレビ塔北向かいから出ています(事前予約制)。車を運転しない親世代でも、公共交通と送迎バスの組み合わせで無理なく到着できるのは、家族旅行の計画者にとって大きな安心材料🚗になるはずです。
貸切岩盤浴があるのも、家族旅行にはうれしいポイントです。両親と一緒に岩盤浴でゆっくり温まってから、それぞれのペースで貸切風呂に向かう、という過ごし方もできます。数寄屋建築の落ち着いた館内は、賑やかすぎず、かといって堅苦しすぎない雰囲気で、年齢の離れた家族が一緒に過ごしても居心地が良さそうだと感じました。
地下露天風呂「ゆ瞑み」という名前にも、老舗らしいこだわりを感じます。館内すべての湯船が源泉かけ流しというわけではありませんが、貸切風呂・貸切岩盤浴・地下露天風呂と、湯にまつわる設備が一通り揃っているのは心強いところです。親世代が「お風呂は大浴場だけで十分」というタイプでも、「実はいろいろ選べる」というタイプでも、どちらにも対応できる懐の広さがあります。
以前は日帰り客も利用できた貸切風呂が、現在は宿泊者専用になっているという変化にも、個人的には注目しています。日帰り客の受け入れをやめてまで宿泊者専用にしたということは、それだけ宿泊体験そのものの質を高めたいという意図があるのかもしれません。落ち着いた空間を、宿泊者だけでゆったり味わえるというのは、親孝行の旅行にとって心強い条件だと思います。
旅館ふる川の詳しい客室タイプは、楽天トラベルの施設ページから確認できます。
グランドブリッセンホテル定山渓、1954年からの源泉を受け継ぐ、多くの客室に温泉展望風呂
正直、定山渓グランドホテル瑞苑を調べていたら公式サイトが繋がらなくて焦りました。調べてみると、この宿はすでに営業を終えており、現在は稼働していません。ただ、慌てて候補から外す前に知っておいてほしいことがあります。その泉源自体は、消えていないんです。
2021年7月、同じ場所にグランドブリッセンホテル定山渓という宿が開業しました。運営会社の公式サイトには「昭和から令和、定山渓グランドからグランドブリッセンへ」「1954年に創業者が個人で発見した天然温泉、その泉源を受け継いでいます」という趣旨の記載があります。名前が変わっただけで、温泉そのものは半世紀以上前から続く同じ泉源だと知って、ほっとしました。
客室数は全68室、そのうち58室に温泉展望風呂が備わっています。両親と部屋を分けて宿泊しても、それぞれの部屋で好きな時間に温泉に入れるというのは、家族旅行ならではの利点です。2021年7月の開業から数えると、2026年で丸5年。老舗の泉源を受け継ぎながらも、館内は比較的新しく快適に整えられています🏨。
個人的には、老舗の看板を守りながら建物だけを新しくするという選択に好感を持ちました。1954年に個人で温泉を掘り当てたという創業の逸話が、名前を変えた今も引き継がれている。そう考えると、単なる「新しいホテル」ではなく、半世紀を超える歴史を土台にした宿だとわかります。親世代にとっては、真新しすぎる施設よりも、こうした背景のある宿の方が落ち着いて過ごせるかもしれません。
館内が比較的新しいという点も、安心材料のひとつだと思います。老舗旅館だと設備の古さが気になることもありますが、2021年開業のグランドブリッセンなら館内は快適に整えられているはずです。バリアフリー対応の詳細までは確認しきれていないので、心配な場合は予約前に公式サイトで確認しておくと安心です。歴史ある泉源と、快適に整えられた館内。この組み合わせは、親孝行の旅行先として理想的なバランスだと感じました。
グランドブリッセンホテル定山渓の客室タイプ別の写真は、楽天トラベルで見ることができます。
一人旅・自分へのご褒美に向く宿
一人旅で貸切風呂を使うのは、なんとなく気が引ける。そう感じている人も多いんじゃないでしょうか。でも本来、貸切風呂は「誰かと入るための風呂」ではなく「周りを気にせず入るための風呂」です。頑張った自分へのご褒美として、堂々と使っていい場所だと思います♨️。
一人で温泉旅館に泊まるとなると、大浴場の時間を気にしたり、周りの視線を意識したりして、かえって気疲れしてしまうこともあります。その点、客室に温泉展望風呂が付いている宿や、貸切り湯が複数用意されている宿なら、誰にも気を遣わず自分のペースで過ごせます。ここでは、そんな一人旅にぴったりの2軒を紹介します。
一人旅だからこそ、湯船の中身にもこだわりたいところです。ただ温泉に入れればいいというだけでなく、24時間好きな時に使える客室設備なのか、それとも複数の貸切り湯を巡って楽しむタイプなのか。自分がどんな一人時間を過ごしたいかによって、向いている宿は変わってきます。今回はあえてタイプの異なる2軒を選んでみました。
一人旅の宿選びでは、料金だけでなく「一人でも堂々と過ごせるかどうか」も大事な基準だと思っています。カップルや家族連れが目立つ宿だと、一人だと居心地が悪いと感じる人もいるかもしれません。その点、ここで紹介する2軒は客室設備や貸切り湯が充実しているぶん、一人でも自然に馴染める雰囲気があると感じました。
一人旅だからこそ、食事も自分のペースで楽しみたいところです。個室食事や部屋食に対応している宿であれば、周りの目を気にせずゆっくり味わえます。頑張った自分へのご褒美として、湯船だけでなく食事の時間まで含めてじっくり選んでみると、より満足度の高い一人旅になるはずです。
一人旅の予約は、平日や閑散期を狙うと選択肢が広がりやすいという声もよく見かけます。連休や週末に比べて客室や貸切風呂の予約が取りやすく、料金も落ち着いていることが多いようです。自分のスケジュールに融通が利くなら、あえて平日に予定を組んでみるのも、静かな時間を過ごすための工夫のひとつだと思います。
定山渓万世閣ホテルミリオーネ、客室で温泉を独り占めできる、24時間の自由
気になって調べてみたんですが、ミリオーネの公式サイトには「源泉かけ流し」とは一言も書かれていませんでした。その代わりに、大浴場は「源泉温度が高いため加水しております」「循環ろ過装置を使用しております」「塩素系薬剤を使用しております」とはっきり明記されています。正直、都合の悪い情報まで隠さず開示しているところに好感が持てました。かえって信用できる気がします。
だからといってがっかりする必要はありません。ミリオーネには貸切展望サウナと温泉展望風呂が付いた洋室があり、こちらは客室で温泉を独り占めできるタイプ。24時間、好きな時間に誰にも気兼ねなく浸かれます。大浴場でリラックスしたい気分の日と、部屋でひとりゆっくりしたい気分の日、両方の良さを使い分けられるのがこの宿の面白いところです。
アクセスは地下鉄真駒内駅からじょうてつバスの「定山渓車庫行き」で定山渓停留所下車、または国道230号線を南下して約50分。駐車場は200台、無料の先着順です。
一人旅だと、大浴場よりも客室で完結する設備の方が気楽なことが多いと感じています。誰かに時間を合わせる必要も、混雑を気にする必要もなく、自分の好きなタイミングで温泉展望風呂やサウナに向かえる。仕事終わりの疲れを癒したい人にも、静かに一人の時間を過ごしたい人にも、ミリオーネの客室設備は相性が良さそうです。
大浴場と客室設備、両方を使い分けられる自由度も魅力です。到着した日は大浴場で旅の疲れをさっと流し、夜は客室の展望風呂でゆっくり過ごす。翌朝は貸切展望サウナで一日のスタートを整える。こうした使い分けができるのは、大浴場と客室設備の両方を備えているミリオーネならではの贅沢だと思います。
正直、加水・循環ろ過・塩素系薬剤使用という表記を見て、少しがっかりする人もいるかもしれません。でも個人的には、この正直な情報開示の姿勢こそ信頼できると感じています。源泉かけ流しと謳いながら実態が違う宿より、事実をそのまま伝えてくれる宿の方が、安心して選べるはずです。客室設備の温泉展望風呂についても、同じ姿勢で正確な情報を確認してから予約することをおすすめします。
定山渓万世閣ホテルミリオーネの客室タイプは、楽天トラベルの施設ページで確認できます。
定山渓花もみじ、3種類の貸切り湯を、その日の気分で選べる
調べてみて一番混乱したのがここでした。「定山渓 鹿の湯」で検索すると、本店の情報ばかりが出てくるのですが、実際に貸切風呂があるのは姉妹館の「定山渓花もみじ」の方なんです。名前が似ている宿は、要注意だと学びました。
鹿の湯本店は大浴場のみで、貸切風呂は用意されていません。一方、花もみじには2つの大浴場に加えて、3種類の貸切り湯があります。最上階の展望貸切り湯「天の湯」は半露天のつくりで、街の灯りを眺めながら浸かれるタイプ。信楽焼の陶器風呂「まる湯」は丸みのある浴槽が特徴的で、檜づくりの「かく湯」は木の香りに包まれる落ち着いた雰囲気です。
一人旅なら、滞在中に3つとも制覇するのも面白い過ごし方だと思います。気分によって湯船を変えられるというのは、貸切風呂ならではの贅沢な選択肢🌟です。アクセスはJR札幌駅から地下鉄南北線で真駒内駅、そこからじょうてつバスの定山渓行きに乗り換えて湯の町下車、徒歩1分。
2つの大浴場と3種類の貸切り湯を組み合わせれば、1泊の滞在でも複数の湯船を楽しめます。朝は大浴場でさっぱりと、夜は貸切り湯でゆっくりと、というように時間帯で使い分けるのも良さそうです。一人旅だからこそ、誰にも予定を合わせず、思うままに湯めぐりができるのがこの宿の魅力だと感じました。
信楽焼の陶器風呂や檜づくりの湯船というのは、いかにも老舗旅館らしいこだわりです。同じ「貸切風呂」でも、宿によって湯船の素材や雰囲気がまったく違うのだと、調べていて改めて実感しました。一人旅であれば時間を気にせず3つすべてを試せるので、自分好みの湯船を見つける楽しみ方もできそうです。
姉妹館の鹿の湯本店と名前が似ているぶん、予約時に間違えないよう注意が必要ですが、逆に言えば「貸切風呂がある方は花もみじ」と覚えてしまえば迷うことはありません。一人旅で静かに過ごしたい人にとって、湯船を選べるという贅沢は、思っている以上に満足度を左右するポイントだと思います。
定山渓花もみじは楽天トラベルにも掲載されているので、3つの貸切り湯の写真をあわせて確認してみてください。
貸切風呂を予約する前に知っておきたいこと
ここまで6軒を紹介してきましたが、予約前に確認しておきたい実務的な疑問をまとめておきます。貸切風呂の料金は宿によってバラバラで、口コミサイトの情報が古いままのところも多かったです。だからこそ、予約の直前に公式サイトか楽天トラベルで最新の空室・料金を見るのが一番確実だと思います。
Q. 貸切風呂は無料ですか?
A. 宿によって違います。定山渓第一寶亭留翠山亭は時間指定の予約制で、公式案内では40分3,300円(税込)などの料金がかかります。一方、定山渓万世閣ホテルミリオーネや佳松御苑のように客室そのものに温泉展望風呂が付いているタイプは、追加予約や追加料金なしで24時間自由に入れます。どちらのタイプかによって、費用感がかなり変わってくる点に注意してください。
Q. 札幌駅からどのくらいかかりますか?
A. 車で50〜70分程度が目安です。定山渓第一寶亭留翠山亭と旅館ふる川には無料の送迎バスがあり(いずれも要予約)、公共交通機関でも十分アクセスできます。他の宿も地下鉄とバスの乗り継ぎで到着可能ですが、時間には多少の余裕を持っておくと安心です。
Q. 今も営業していますか? 情報は古くないですか?
A. 定山渓グランドホテル瑞苑はすでに営業を終えており、現在は同じ泉源を受け継ぐグランドブリッセンホテル定山渓として営業しています。この記事は2026年7月時点で各宿の公式サイトと楽天トラベルの掲載情報を確認したうえでまとめていますが、料金やプランは変動しやすいため、予約前に必ず最新情報を確認してください。
Q. 鹿の湯という名前で調べたら貸切風呂が見当たりませんでした
A. それは自然なことです。定山渓鹿の湯本店には貸切風呂がなく、大浴場のみとなっています。貸切風呂があるのは姉妹館の定山渓花もみじです。名前が似ているため混同しやすいポイントなので、予約時は宿名を間違えないよう注意してください。
楽天トラベルの空室検索なら、各宿の最新の料金やプランをまとめて比較できます。気になった宿があれば、まずは空室状況をのぞいてみるところから始めてみてください✨。
まとめ
「札幌 貸切風呂 旅館」の答えは、定山渓温泉にありました。行政区分としても、距離感覚としても、れっきとした札幌市内の温泉地です。
記念日・夫婦旅なら、貸切風呂を2種類使い分けられる定山渓第一寶亭留翠山亭、全室スイートで自家源泉を独り占めできる佳松御苑。親孝行・家族旅行なら、数寄屋建築の落ち着きが魅力の旅館ふる川、1954年からの泉源を受け継ぐグランドブリッセンホテル定山渓。一人旅・自分へのご褒美なら、客室で温泉を独り占めできる定山渓万世閣ホテルミリオーネ、3種類の貸切り湯を選べる定山渓花もみじ。
改めて振り返ると、貸切風呂には「客室そのものに温泉展望風呂が付いているタイプ」と「大浴場とは別に予約して入る貸切り湯タイプ」の2種類があり、宿によって仕組みがまったく違います。この違いを知らずに予約すると、当日「思っていたのと違った」というすれ違いが起きかねません。今回紹介した6軒は、それぞれ違うタイプの魅力を持っているので、自分がどんな時間の過ごし方を求めているかを軸に選んでみてください。
星野リゾート「界 定山渓」以外にも、老舗の風格を持つ宿や、家族旅行に向いた宿、一人旅にぴったりの宿がこれだけあると知って、私自身も選択肢の広さに驚きました。料金やプラン内容は時期によって変わりやすいので、この記事はあくまで2026年7月時点の目安として参考にしてもらい、実際の予約前には必ず公式サイトや楽天トラベルで最新情報を確認してください。
客室露天風呂型と予約制貸切風呂型、どちらが自分に合うかを軸に選べば、迷いはぐっと減るはずです。値段の高さよりも「周りを気にせず湯船に浸れる時間」そのものに価値を感じる人にこそ、定山渓の貸切風呂は向いていると思います。
もし記念日に飛行機を使わず近場で贅沢したいなら、札幌帰省のついでに定山渓を組み込むという選び方もありそうです😊。気になった宿があれば、楽天トラベルで最新の空室状況をチェックしてみてください。











