犬山城を見に行きたいね、という話になったとき、正直に告白すると私たちには大きな弱点があります。パートナーも私も、車の運転をしません。名古屋在住なので新幹線で乗り込むほどの距離ではないんですが、名鉄に乗って犬山まで行った先、駅から旅館までどうやってたどり着けばいいのか、そこがずっと気になっていました。犬山は名古屋からも近く、類似した送迎の仕組みを持つ宿を比較検討する際の参考になるため、ぜひ名古屋の送迎ありの旅館も確認してみてください。
調べてみたら、犬山には実際に送迎をしてくれる旅館がちゃんとあることが分かってきました。ただ、正直「送迎あり」とひとことで言っても、中身はけっこう違うんですよね。電話一本で好きなタイミングに迎えに来てもらえる宿もあれば、時刻表が決まっているシャトルバス方式の宿もある。しかも予約サイトのフィルター機能で調べると、この違いがうまく拾えていないケースまであることに気づきました。
この記事では、犬山で実際に送迎サービスを持つ2軒、灯屋 迎帆楼と旬樹庵八勝閣みづのをを比較します。送迎の方式がまったく違う2軒なので、自分の到着時間や旅のスタイルに合わせて選ぶ参考にしてもらえたらうれしいです。なお、送迎の条件や料金は2026年7月時点で確認したものです。変動しやすい情報なので、予約前には必ず公式サイトや楽天トラベルで最新情報をご確認くださいね。
犬山の旅館で「送迎」を調べると意外とややこしい理由
最初は「犬山 旅館 送迎」で検索して、予約サイトの絞り込み機能を使えば一発で分かるだろうと思っていました。ところが、実際にJTBの「送迎サービスがある」という条件で犬山エリアの旅館を絞り込んでみると、ヒットしたのはまさかの1軒だけだったんです。
これ、けっこう衝撃でした。犬山には老舗の温泉旅館がいくつもあるのに、送迎という条件だけで見るとほとんど選択肢が残らない。じゃあ本当に送迎してくれる宿はその1軒しかないのかと思いきや、灯屋 迎帆楼の公式サイトを直接見に行ったら、犬山駅からの無料タクシー案内がしっかり書かれていました。
つまり、予約サイトのフィルターに「送迎あり」と表示されていなくても、公式サイトを見ると送迎の案内がある宿が存在するんです。個人的には、これは検索しただけでは分からなかった発見でした。予約サイトのタグ付けと宿の実際のサービスが、必ずしも一致しないケースがあるんですよね。
予約サイトの絞り込み結果だけを信じて「送迎ありの宿はこれしかない」と諦めるのはもったいないです。気になる宿があれば、公式サイトのアクセスページまで一度目を通してみることをおすすめします。
犬山は木曽川を挟んで愛知県犬山市と岐阜県各務原市にまたがる温泉地で、どちらの岸にも「犬山温泉」を名乗る宿があります。この地理的な事情も、送迎の話をややこしくしている一因かもしれません。次の章から、実際に送迎の仕組みが確認できた2軒を具体的に紹介していきます。楽天トラベルで個別の口コミを読み込んでいくと、送迎の実際の使い勝手まで書いてくれている宿泊者もいて、公式情報とあわせて確認するとより安心できます。
もうひとつ気づいたのは、犬山駅と犬山遊園駅という名前の似た2つの駅があることです。同じ名鉄犬山線の隣同士の駅なのに、送迎の対象がどちらの駅かによって話がまったく変わってきます。うっかり違う駅で降りてしまうと、せっかくの送迎を利用しそびれてしまうかもしれません。この点も含めて、次から紹介する2軒でそれぞれ確認していきます。
電話一本で呼べる自由さ。灯屋 迎帆楼の送迎
まず紹介したいのが、犬山城の麓、木曽川沿いに佇む「灯屋 迎帆楼」です。大正八年創業という歴史を持つ老舗宿が新たに蘇った宿で、全室半露天風呂付き、しかも10室限定という贅沢な造りだと知って、まず数字だけで胸が高鳴りました。10室しかないって、けっこうすごいことですよね。
公式サイトのアクセスページを見ると、送迎の仕組みは「犬山駅より無料タクシーのご案内」というものでした。犬山駅に着いたら名鉄タクシーか犬山タクシーに電話して乗車し、チェックインのときにフロントへ領収書を持っていくと、宿側がタクシー代を精算してくれるという方式です。正直、最初はちょっと戸惑いました。送迎バスがお店の前まで迎えに来てくれるイメージを持っていたので、まさかタクシーを自分で呼ぶ方式だとは思わなかったんです。
でも、よく考えるとこれ、かなり自由度が高い仕組みなんですよね。時刻表に縛られないので、新幹線が少し遅れても、犬山観光で予定より長居しても、自分のタイミングで駅からタクシーに乗ればいい。犬山駅から車でおよそ5分、歩いても15分ほどの距離なので、タクシー代自体もそこまで高額にはならなそうです。
時間に追われず、自分のペースで到着できる。これが呼び出しタクシー精算方式の一番の魅力だと思います。夕食の時間ギリギリまで犬山城下町を歩き回りたい人には、むしろこちらのほうが合っているかもしれません。
肝心の宿の中身も調べてみると、白帝の湯という温泉が全室の半露天風呂に引かれていて、犬山城を眺めながら湯につかれるというのが最大の魅力のようです♨️。お食事は個室でいただく会席料理で、記念日プランではシャンパンやケーキ、花のアレンジメントを選べるオプションもあると分かりました。一人旅プランや飛騨牛を使ったメニューまで用意されていて、大切な人とのお祝いにも、自分ひとりでゆっくりする時間にも対応できそうです。
個人的には、10室限定の高級旅館で、しかも犬山城を望める半露天風呂付きという条件がそろっている宿はそう多くないと思っています。送迎の仕組みが少し変わっているぶん、事前に電話番号を控えておくひと手間さえ惜しまなければ、記念日や特別な日にふさわしい滞在ができそうだと感じました。
時間を決めて安心。旬樹庵八勝閣みづのをの送迎
2軒目に紹介するのは、犬山城の対岸から木曽川越しにお城を望む「旬樹庵八勝閣みづのを」です。正直に書いておくと、この宿の所在地は行政上、愛知県犬山市ではなく岐阜県各務原市になります。公式サイト自身も「みづのをの所在地は岐阜県です」とわざわざ注意書きをしているくらいで、カーナビの住所検索でも間違えやすいそうです。ただ、木曽川を渡ればすぐ犬山城下という立地で、「犬山温泉」を名乗って営業していることもあり、犬山観光の拠点として十分に選択肢に入ると考えて紹介します。
送迎の仕組みは、灯屋 迎帆楼とは対照的に時刻表がきっちり決まったシャトルバス方式でした。乗り場は名鉄犬山遊園駅の西口。犬山遊園駅から宿への便は昼の15時から18時の間、宿から犬山遊園駅への便は朝の9時と10時のみという案内を、公式サイトのアクセスページで確認しました。
時間が決まっているぶん、到着時刻さえ合わせれば「駅で迷う」という不安がほとんどありません。初めて犬山を訪れる人や、旅の段取りをきっちり立てたい人には、こちらの方式のほうが安心感があると思います。
犬山遊園駅から徒歩でも8分ほどの距離なので、時間が合わなければ歩いてしまうという選択肢もあります。ただ、荷物が多い日や暑い季節、雨の日を考えると、時間を合わせてシャトルバスに乗れるならそのほうが体力的にはずいぶん楽なはずです。
お風呂は犬山城を望む露天風呂「風音」が名物で、口コミを読んでいると、お城のライトアップを眺めながら湯につかれるという声が何件も見つかりました✨。木曽川の鮎料理や飛騨牛を使った会席も評判で、記念日プランには貸切風呂を含む特典が用意されているようです。1日2組限定の部屋食プランもあり、朝は「3杯食べたくなる」というキャッチコピーの朝ごはんがあると知って、正直かなり気になっています🍴。
犬山城を眺める露天風呂という点では、灯屋 迎帆楼の白帝の湯と並んで、みづのをの風音もかなり強い魅力です。どちらも「お城を見ながら湯につかる」という贅沢を叶えてくれる宿だと分かりました。
みづのをは客室数も24室と迎帆楼より多く、口コミの件数も456件と豊富です。数字だけで判断するのは早計だと思いつつ、これだけの件数が集まっているということは、それだけ多くの人が実際に泊まって感想を残しているということでもあります。時間の縛りはあるものの、その分だけ迷わず確実にたどり着ける安心感は、旅慣れていない人ほど心強いはずです。
送迎方式で選ぶ、2軒の比較ポイント
2軒を並べてみると、同じ「送迎あり」でも中身はまったく違うことが分かります。ここで一度、比較の軸を整理しておきます。
口コミの件数だけを見ると、迎帆楼が94件、みづのをが456件と大きな差がありますが、これは客室数が10室と24室という違いも影響しているはずなので、単純に「件数が多いほうが良い宿」とは言い切れません。むしろ、少ない部屋数でじっくり運営している宿と、多くの人に長く愛されてきた宿という、それぞれ違う魅力の表れだと捉えるほうが正確だと思います。
2軒の送迎比較表
| 宿名 | 送迎の方式 | 送迎の時間 | 最寄り駅 | 向いている旅のスタイル |
|---|---|---|---|---|
| 灯屋 迎帆楼 | 呼び出しタクシー精算方式 | 時間の縛りなし(電話で随時) | 名鉄犬山駅 | 到着時間が読みにくい記念日旅・夫婦旅 |
| 旬樹庵八勝閣みづのを | 時間指定シャトルバス | 昼15時〜18時、朝9時・10時のみ | 名鉄犬山遊園駅 | 段取りをきっちり決めたい初めての犬山旅 |
graph TD
A[犬山の旅館で送迎を使いたい] --> B{どちらのスタイルがいい?}
B -->|電話一本で呼べる自由さがいい| C[灯屋 迎帆楼]
B -->|時間を決めて安心したい| D[旬樹庵八勝閣みづのを]
C --> E[全室半露天風呂 10室限定]
D --> F[犬山城を望む露天風呂 風音]
E --> G[記念日 夫婦旅向き]
F --> H[初めての犬山旅 家族旅にも]
こうして図にしてみると、選び方は意外とシンプルです。到着時間が読みにくい、あるいは犬山観光をぎりぎりまで楽しみたいという人は迎帆楼の呼び出しタクシー方式が合いますし、初めての土地で段取りをきっちり決めておきたい人はみづのをの時間指定シャトルバスのほうが安心できると思います。気になる宿が決まったら、楽天トラベルで最新の空室状況もあわせて確認してみてください。
もうひとつの判断材料として、最寄り駅の違いも意識しておきたいところです。犬山駅は犬山遊園駅よりも名古屋方面から見て手前にあり、犬山城下町や城下町商店街に近い駅です。逆に犬山遊園駅は木曽川沿いを歩く遊歩道やお城の裏手にアクセスしやすい駅なので、観光の動線をどちらの駅を起点に組み立てるかによっても、選びやすい宿が変わってくると思います。犬山城下町を先にゆっくり歩いてから宿に向かいたいなら犬山駅側の迎帆楼、川沿いの散策や夜のライトアップを楽しんでから戻りたいならみづのを側の犬山遊園駅、というふうに観光ルートとあわせて考えるのも良さそうです。
送迎を使うときに確認しておきたいこと
送迎の仕組みが分かったところで、実際に使うときに気をつけたい点も整理しておきます。気になって調べてみたんですが、口コミや公式情報を読み込んでいくと、いくつか見落としがちなポイントがありました。
迎帆楼のような呼び出しタクシー精算方式の場合、犬山駅に着いてから電話をかける必要があります。夕食時は宿の電話がつながりにくいという案内もあったので、到着予定時刻はできれば事前にメールや電話で伝えておくほうが安心です。タクシー会社の電話番号を事前にスマートフォンに控えておくと、駅に着いてから慌てずに済みます。
呼び出し方式の宿では、タクシー代を一旦自分で立て替えて、チェックイン時にフロントで精算してもらう流れになることが多いです。小銭や領収書をなくさないよう、専用のポケットや財布に分けておくとスムーズだと思います。
一方でみづのをのような時間指定シャトルバス方式の場合、便を逃すと次の便まで待つか、徒歩か別の交通手段に切り替える必要があります。朝の便がみづのをから犬山遊園駅へは9時と10時の2便しかないという点も、チェックアウト後の予定を組むうえで見落とせないポイントです。
犬山を調べていく中で、犬山遊園駅から徒歩3分という好立地の犬山館という宿も候補に挙がりました。ただ、公式情報を確認すると温泉や大浴場がない宿だと分かり、また送迎の案内も見当たらなかったため、今回の比較からは外しています。送迎だけでなく、温泉や露天風呂といった旅館らしい魅力もあわせて満たしている宿を選びたいという方には、やはり迎帆楼かみづのをが有力な候補になると思います。
正直、こうして条件を整理していくと、犬山という同じエリアの旅館でも、送迎ひとつでこれだけ性格が変わってくるのは面白い発見でした。予約の前に一度、自分の到着時間が読みやすいタイプか読みにくいタイプかを考えてみると、選びやすくなるはずです。最新の空室状況やプラン内容は、楽天トラベルでこまめにチェックしておくのがおすすめです。
よくある質問
まとめ
車を持たない身としては、犬山城に泊まりで行くというのは少しハードルが高い話だと思い込んでいました。でも調べてみると、電話一本で呼べる灯屋 迎帆楼のタクシー送迎と、時間を決めて安心して乗れる旬樹庵八勝閣みづのをのシャトルバス、まったく方式の違う2つの送迎が実際にあることが分かりました。
正直なところ、私たちならまず迎帆楼の全室半露天風呂という条件に心惹かれています😊。ただ、初めての犬山旅で段取りをきっちり決めておきたいという人には、時間の決まったみづのをのシャトルバスのほうが心強いはずです。どちらを選んでも、犬山城を眺めながら湯につかるという贅沢な時間にたどり着けるのは変わりません。
予約サイトのフィルターだけを信じて送迎ありの宿を探すと、思わぬ見落としがあるかもしれない。そのことに気づけただけでも、今回いろいろ調べた甲斐があったと感じています。送迎の時間帯や条件は2026年7月時点のものなので、予約前には必ず楽天トラベルや各宿の公式サイトで最新情報をご確認ください。






