「道後温泉、桜の時期はすごく混むらしい」って聞いて、正直ちょっと諦めていました。
大阪に住んでいて、夫と2人暮らし。まとまった休みが取れるのは連休前後くらいなので、桜のピークにわざわざ人混みへ突っ込むのは気が引けます。でも、道後の旅館にはずっと興味があって、気になって調べてみたんですが、桜が散ったあとの新緑の季節なら、人出も落ち着いて、庭や山の緑がいちばん鮮やかになる時期らしいということが分かってきました。
この記事では、そんな新緑シーズンの松山・道後温泉エリアで泊まりたい旅館を、庭園のしつらえ、山や城下町を望む眺望、記念日にふさわしい特別感という3つの軸で6軒に絞って紹介します。楽天トラベルで確認できる公式情報と口コミをもとにまとめたので、これから宿を決める人の参考になればうれしいです。
新緑シーズンに松山・道後温泉で泊まりたい理由
松山城や道後公園は、春になると桜の名所として一気に注目を集めます。松山城山公園は気象台が桜の開花を判断する標本木があるほどの桜スポットですし、道後公園も内濠越しに桜を楽しめる場所として知られています。ただ、桜のピークはせいぜい1週間から10日ほど。そのあとに続く新緑の季節のほうが、実は長く楽しめるんですよね。
正直、桜シーズンの道後温泉本館周辺は宿の予約も取りづらく、料金も上がりがちです。それに比べて、ゴールデンウィークが明けた5月前後は人出が落ち着き、庭園や山あいの緑がいちばん深まる時期。青もみじの葉が光を透かして、館内から見える景色がやわらかい緑一色になる、その時期ならではの静けさがあります。
宿選びの基準を「安さ」や「知名度」だけに置くと、この季節ならではの魅力を見逃してしまいます。だからこの記事では、庭に自然の小川が流れる老舗、山あいの露天風呂から新緑のパノラマを望める一軒宿、展望大浴場から松山城の緑を一望できるホテルというふうに、新緑を感じられる設備や立地を基準に宿を選びました。
もうひとつ、新緑シーズンをおすすめしたい理由があります。道後温泉は日本最古の湯とも言われる歴史ある温泉地で、本館周辺には年間を通して観光客が集まります。桜や紅葉の時期はどうしても写真を撮る人でにぎわい、ゆっくり庭を眺めたり湯上がりの縁側で一息ついたりする余裕が持ちにくいんですよね。その点、新緑の時期は観光の主役が松山城や道後公園の花見からいったん落ち着くタイミングでもあるので、宿の庭や露天風呂そのものに意識を向けやすくなります。旅の目的が「観光を詰め込む」から「宿でゆっくり過ごす」に切り替わる、そんな季節だと思っています。
新緑シーズンの道後温泉は、桜や紅葉のハイシーズンより落ち着いて過ごせる時期。庭園、山の眺望、老舗のしつらえという3つの視点で宿を選ぶと、この季節らしい一泊になります。
言葉で説明するより、選び方の流れを図にしたほうが分かりやすいと思うので整理してみました。
graph TD
A[新緑の松山・道後温泉に泊まりたい] --> B{何を優先したい?}
B -->|庭園やしつらえの美しさ| C[道後温泉 ふなや / 大和屋本店]
B -->|山や城下町の眺望| D[奥道後 壱湯の守 / ホテル古湧園 遥]
B -->|記念日や夫婦旅の特別感| E[道後舘 / 道後御湯]
「何を優先したいか」がはっきりすると、6軒のうちどれが自分たちに合うか見えてきます。気になる宿をあらかじめ楽天トラベルで見比べておくと、庭側の部屋があるか、露天風呂付き客室が空いているかなど、当日の希望が通りやすくなると思います。次の章から、それぞれの宿を詳しく紹介していきますね。
庭園と老舗のしつらえで新緑を感じる宿
道後温泉には、江戸時代から続く老舗旅館がいくつか残っています。庭を大切に手入れしてきた宿は、新緑の季節にいちばん表情が豊かになるんですよね。ここでは、庭園や建築のしつらえそのものが魅力になっている2軒を紹介します。
敷地に自然の小川が流れる庭園の老舗「道後温泉 ふなや」
道後温泉 ふなやは、寛永年間の創業から390年以上続く老舗旅館です。敷地内に自然の小川が流れる日本庭園を持っていて、夏目漱石や正岡子規も訪れたという歴史があります。文人たちが眺めていたであろう庭を、今も同じ場所で見られると思うと、それだけで気持ちが少し高揚します。
調べていていちばん気になったのは、庭側客室で夕食も朝食も部屋食で楽しめるプランがあること。誰にも気を遣わず、庭の緑を眺めながら二人だけの時間を過ごせるのは、記念日の旅行にもぴったりだと思います。新緑の季節は庭木の葉が一気に色づくので、部屋の障子を開けたときの景色が一年でいちばん瑞々しくなる時期のはずです。
食事は瀬戸内会席が基本ですが、夏目漱石と正岡子規が好んだと伝わる牛肉ステーキも名物として今なお提供されているそうです。文豪ゆかりの一品を、同じ庭を眺めながら味わえるというのは、なんとも贅沢な話だと思います。お風呂は檜や石を使った内湯・露天風呂があり、アルカリ性の湯を古くから大切に受け継いできた宿だという印象を受けました。
正直、口コミを読み込んでいて、庭側客室と部屋食プランへの評価がかなり高いことに驚きました。「小川のせせらぎを聞きながら過ごせた」という声が複数あって、これは実際に静かな時間を求める人にとって本物の価値なんだろうなと感じます。道後温泉駅から徒歩3分という立地も、荷物が多い旅行には助かるポイントです。
客室のタイプも和室から和洋室まで幅広く用意されているようで、二人旅から少人数のグループ旅行まで対応しやすい印象を受けました。館内には日帰り利用のデイユースプランも用意されているようなので、宿泊前に日帰りで雰囲気を確かめてから予約するという使い方もできそうです。390年という歴史の長さを聞くと堅苦しい老舗をイメージしがちですが、口コミを読む限りではスタッフの対応がやわらかいという声も多く、身構えずに過ごせる宿だと感じました。新緑の季節に庭を眺めながら過ごす部屋食の時間は、料金だけでは測れない満足感がありそうです。
数寄屋造りと坪庭が美しい老舗旅館「道後温泉 大和屋本店」
道後温泉 大和屋本店は、道後温泉本館のすぐそばに建つ、150年の歴史を持つ純和風の旅館です。館内には能舞台まであって、老舗の風格が館内のあちこちに漂っています。数寄屋造りの建物は、新緑の光が差し込むとより一層引き立つ気がします。
お風呂は男湯が檜、女湯が天然石という趣の違う内湯・露天風呂が用意されています。木や石といった自然素材そのものの香りや手触りが、季節の緑と響き合う感じがして、調べていて個人的にかなり惹かれました。地酒バーやみかんジュースの蛇口といった、愛媛らしい遊び心のあるおもてなしがあるのも印象的です。
道後温泉本館まで徒歩圏という立地も見逃せません。新緑シーズンは道後公園や松山城への散策にも出かけやすい季節なので、日中は歩いて観光を楽しみ、夕方には老舗の湯にゆっくり浸かるという一日の組み立てがしやすい宿だと思います。
口コミを読んでいると、能舞台のある広間や坪庭を眺められる場所での撮影を楽しんだという声がいくつも見つかりました。老舗ならではの空間そのものが、一つの見どころになっているようです。ただ、館内の造りが趣重視のため、バリアフリーの動線については事前に公式サイトで確認しておくと安心だと思います。
食事は会席料理が中心で、瀬戸内の海の幸や愛媛の柑橘を使った献立が並ぶようです。地酒バーでは県内の蔵元のお酒を飲み比べできるという口コミもあり、夕食のあとに大人の時間を楽しめそうなのも魅力のひとつだと感じました。150年という歴史を持ちながら、みかんジュースの蛇口のような遊び心のある設えもあって、堅苦しさと親しみやすさのバランスが絶妙な宿だと思います。新緑の季節、数寄屋建築の障子越しに差し込む柔らかい緑の光を感じながら過ごす一泊は、老舗旅館ならではの贅沢な時間になりそうです。
正直、能舞台のある旅館と聞くと、少し敷居が高いのではと思っていたのですが、口コミを読み込むほどに印象が変わっていきました。仲居さんの気配りが細やかだったという声や、館内案内が丁寧だったという声が多く、老舗の格式と温かいおもてなしが両立している宿なんだろうなと感じます。夫婦での記念日利用はもちろん、両親を連れての親孝行旅行にも向いていそうな懐の深さがあります。
山や城下町の新緑を望む露天風呂の宿
道後エリアには、庭園だけでなく、山や城下町の景色そのものを楽しめる宿もあります。新緑の季節は緑の濃淡が一番はっきり出る時期なので、眺望を軸に選ぶ人にはこの2軒が候補になると思います。
山あいの自然に抱かれる一軒宿「奥道後 壱湯の守」
奥道後 壱湯の守は、道後温泉本館から少し離れた奥道後エリアに建つ一軒宿です。西日本最大級ともいわれる規模の温泉と、四季折々の自然に囲まれた立地が特徴で、露天風呂からは山肌のパノラマを望めるようです。
調べていて驚いたのが、男女それぞれ7種もの湯めぐりができるという点。館内をあちこち巡りながら、山の空気を感じつつ何度も湯船に浸かれるのは、ゆっくり過ごしたい一泊にはうってつけだと思います。新緑の季節は山全体が萌えるような緑に染まるはずなので、露天風呂から見える景色がいちばん映える時期のひとつと言えそうです。
食事は瀬戸内の旬の食材を使った80品の和洋ビュッフェプランが人気で、愛媛県民に親しまれている定番メニューから、少し珍しい創作料理まで幅広く揃っているようです。好みが分かれるグループ旅行や、少しずついろいろな味を楽しみたい人には向いていると思います。
口コミを読んでいると、露天風呂の開放感と自然の豊かさを評価する声が目立っていました。「都会の喧騒を忘れられる」という表現が何件も出てきていて、山あいという立地がそのまま宿の個性になっているのを感じます。中心部からのアクセスは車移動が基本になるようなので、送迎の有無は予約前に確認しておくと安心です。
館内には家族連れやグループでも楽しめる娯楽施設が用意されているという口コミもあり、大人だけの静かな旅というより、いろいろな世代で賑やかに過ごしたい旅行にも向いていそうです。もちろん新緑の季節に露天風呂から山の緑を眺めるだけでも十分満足できそうですが、湯めぐりの合間に館内をゆっくり巡る楽しみ方ができるのも、規模の大きい一軒宿ならではだと思います。正直、7種類も湯めぐりができると聞いて「一泊であちこち回りきれるだろうか」と少し心配になりましたが、それだけ長く滞在したくなる宿だということなのかもしれません。
温泉はアルカリ性の泉質で美肌の湯としても知られていて、湯上がりの肌がしっとりするという口コミも見かけました。道後温泉本館周辺の混雑を避けて、少し離れた奥道後でのんびり過ごしたいという人には、立地そのものが最大の魅力になる宿だと思います。新緑と温泉、両方をしっかり満喫したいなら、まず候補にあげたい一軒です。
展望大浴場から松山城の新緑を望む「ホテル古湧園 遥」
ホテル古湧園 遥は、道後鷺谷町の高台に建つホテルで、2019年10月にリニューアルしてから、サステナブルな環境型ホテルとして評価を受けています。最上階のパノラマ展望大浴場からは、道後温泉本館や飛鳥乃湯泉、そして松山城の城山まで見渡せるそうです。
正直、これを知ったとき「え、湯船に浸かりながら松山城まで見えるの」とかなりテンションが上がりました。新緑の季節は城山の木々がいちばん濃い緑になる時期なので、湯上がりに眺める景色もひときわ鮮やかになりそうです。高台という立地条件が、そのまま眺望の魅力に直結している宿だと思います。
朝食も評判が高くて、パティシエが毎朝焼いているパンや、地元の海鮮を好きなだけのせられる手作り海鮮丼が人気のようです。旅館の会席というより、少しカジュアルな朝の時間を楽しみたい人にも合いそうな内容でした。
口コミを見ていると、展望大浴場からの眺めと朝食への満足度がセットで高評価になっている印象があります。環境への配慮を大切にしているホテルという背景も、静かに景色を楽しみたい大人の旅にはしっくりくるポイントだと感じました。道後温泉駅から徒歩5分というアクセスの良さも、荷物が多い旅行にはうれしいところです。
このホテルの面白いところは、老舗が多い道後エリアの中で、比較的新しい感覚のサービスを取り入れている点だと思います。露天風呂付き別邸タイプの客室も用意されているようで、記念日プランでは瀬戸内食材の朝食とセットになった内容も選べるようです。正直、リニューアルしたホテルと聞くと少し個性が薄いのではと身構えていたのですが、調べてみると松山城を望む展望大浴場という他にはない強みがしっかりあって、むしろ印象に残る宿でした。新緑の季節、湯上がりに涼みながら城山の緑を眺める時間は、この宿ならではの過ごし方だと思います。
環境に配慮したホテル運営という背景も、単なる話題性で終わらせず、館内の細かなサービスにまで反映されているという口コミが目立ちました。派手な演出ではなく、静かに景色と向き合える時間を大切にしたい人に向いている宿だと感じます。老舗の風格と、高台から見渡す新緑の景色、その両方を一度に味わえるのが古湧園遥の強みだと思います。
記念日や夫婦旅にふさわしい特別な宿
新緑の季節は、桜や紅葉ほど華やかではないぶん、静かに二人の時間を過ごすのにちょうどいい時期だと思います。ここでは、記念日や夫婦旅で選びたい2軒を紹介します。
全室に道後温泉引き湯の露天風呂付客室「道後舘」
道後舘は、道後温泉本館から徒歩5分、飛鳥乃湯泉までは徒歩3分という好立地にある旅館です。この宿でいちばん驚いたのが、全室に道後温泉の引き湯を使った露天風呂付客室があるという点でした。露天風呂付き客室というだけでも珍しいのに、それが全室というのは、正直ここまで揃っている宿はなかなかないと思います。
館内には大浴場の露天風呂や打たせ湯、寝風呂、サウナまであって、部屋のお風呂と館内のお風呂、両方で道後の湯めぐりを楽しめる構成になっています。新緑の季節に部屋の露天風呂に浸かりながら、外の緑がやわらかい光に包まれる時間を想像すると、それだけで気持ちがゆるむ感じがします。
食事は道後舘オリジナルの鯛飯が名物で、愛媛県産の魚や肉、野菜を使った郷土料理が並ぶようです。地元の味をしっかり味わえるという口コミが多く、記念日の食事としても満足度が高そうな印象を受けました。
口コミを50件近く読んでみたのですが、部屋の露天風呂への満足度が異常に一致しているんですよね。これは本物だと思います。結婚記念日や誕生日など、特別な日に静かに過ごしたい二人には、いちばんおすすめしたい一軒です。
館内には季節限定のプランも用意されているようで、6月や7月限定の企画など、時期に合わせた楽しみ方ができるのもこの宿の魅力です。新緑の季節に合わせたプランが出ているかどうかは、予約前に公式サイトや楽天トラベルのページで確認しておくと、より季節感のある滞在になると思います。全室露天風呂付きという条件を考えると、価格帯はやや高めになる印象ですが、部屋で何度でも湯あみできることを考えれば、大浴場の空き時間を気にせず過ごせる分、むしろ効率よく贅沢を味わえる宿とも言えそうです。
早割プランや特選和会席プランなど、目的や予算に応じて選べるプランの幅が広いのも心強いポイントだと思います。口コミを読んでいると、部屋の露天風呂だけでなく、館内の湯めぐりも合わせて楽しんだという声が多く、一泊で何度も湯に浸かる贅沢を味わい尽くしている人が多い印象を受けました。記念日という特別な日にこそ、こういう贅沢を選びたいと個人的には思います。
松山城を望む露天風呂付客室で過ごす大人の宿「道後御湯」
道後御湯は、「現代湯治」をコンセプトにした、大人が静かに過ごすための宿です。最上階には展望風呂があり、露天風呂からは松山城を望めるということで、新緑の季節は城山の緑と青空のコントラストを部屋のお風呂から楽しめそうです。
客室には露天風呂付きのタイプが複数あり、ひとり旅向けのお籠りプランから、記念日を意識したアニバーサリープランまで幅広く用意されています。「大切な人と過ごすワンランク上の時間」を掲げたプランがあることからも、記念日利用を強く意識した宿だというのが伝わってきます。
食事はダイニングtachibanaで、伊予の四季を味わう会席料理を楽しめます。地元食材を使った季節感のある献立という口コミが多く、新緑の季節らしい旬の一皿に出会えそうです。
正直、口コミの評価がどれも4.9前後と、かなり高い水準でまとまっていることに驚きました。悪い口コミがほとんど見当たらないというのは、それだけ多くの人が満足して帰っているということだと思います。道後温泉駅から徒歩5分というアクセスの良さも含めて、静かに特別な時間を過ごしたい大人の二人旅に向いている宿です。
一人旅向けのお籠りプランが用意されているのも、この宿らしいところだと思います。誰かと一緒でなくても、露天風呂付き客室で心おきなく過ごせる選択肢があるのは、慌ただしい日常から離れたい人にはうれしい選択肢です。もちろん今回のテーマである記念日利用にも力を入れていて、2名限定のアニバーサリープランには特典がいくつも付いているようでした。新緑の季節、松山城の緑を眺めながら静かに過ごす時間は、派手さはなくても記憶に残る旅になりそうだと、調べていて感じました。
「現代湯治」というコンセプトのとおり、館内は静けさを重視した造りになっているようで、賑やかな大浴場よりも一人ひとりの時間を大事にしたい人に向いていると感じます。老舗の風格を求めるならふなやや大和屋本店、モダンで静かな大人時間を求めるなら道後御湯というふうに、同じ道後エリアでも雰囲気がまったく違うのが面白いところです。比較しながら選ぶ楽しさそのものも、この記事を書きながら実感しました。
松山・道後温泉の新緑スポットと一泊の過ごし方
宿だけでなく、新緑の松山を昼間から楽しむ過ごし方も考えてみました。宿到着前や翌朝のチェックアウト後に立ち寄れる場所を知っておくと、一泊の旅がぐっと充実すると思います。
松山城のある城山公園は、桜の名所として知られていますが、桜が散ったあとの新緑の季節も見応えがあります。ロープウェイやリフトで山頂まで上がれば、天守を囲む木々の緑と松山市街を一望できるはずです。桜のピークほど混み合わないぶん、写真を撮るにも歩くにも余裕を持てる時期だと思います。
道後公園は、伊予国の守護だった河野氏の居城、湯築城の跡地として国史跡に指定されている場所です。内濠に囲まれた中央には高さ30mほどの丘があり、遊歩道を10分ほど歩けば頂上まで登れます。桜のシーズンは花見客でにぎわいますが、新緑の時期は落ち着いた雰囲気の中で歴史散策を楽しめそうです。道後温泉駅からも道後公園駅からも歩いてすぐという立地なので、宿へのチェックイン前に立ち寄りやすいのも魅力です。
園内には土塁の断面を見られる展示室もあって、単なる公園というより、歴史を感じながら緑の中を歩ける場所という印象を受けました。気象台が桜の開花を判断する標本木があることでも知られていますが、花が散ったあとの新緑の季節も、木々の緑が濃くなっていく様子を静かに楽しめる穴場だと思います。荷物を宿に預けたあとの身軽な状態で歩けるのも、宿泊前提の旅ならではのメリットです。
過ごし方としては、午前中に松山城や道後公園を歩いて新緑を楽しみ、午後は宿にチェックインしてゆっくり温泉に浸かる、という組み立てがおすすめです。庭園派の宿なら部屋から見える緑を眺めながら、眺望派の宿なら露天風呂から山や城下町を望みながら、それぞれの過ごし方で新緑の一日を締めくくれます。宿を比較検討する段階では、楽天トラベルで周辺の観光情報と合わせて宿の立地を確認しておくと、当日の移動もスムーズになると思います。
松山・道後温泉の新緑シーズンに関するよくある質問
宿を決める前に、知っておくと安心なポイントをまとめておきます。
最新の空室状況や料金は、楽天トラベルの各宿のページでこまめに確認するのが確実です。
まとめ
桜でも紅葉でもなく、新緑という切り口で道後温泉を調べてみたら、思っていた以上に宿ごとの個性がはっきり見えてきました。庭に自然の小川が流れるふなや、能舞台のある大和屋本店、山あいの自然に包まれる壱湯の守、松山城を望む古湧園遥、全室露天風呂付客室の道後舘、現代湯治の道後御湯。新緑の季節に温泉地を選ぶなら、同じく新緑の美しさで知られる那須エリアの選択肢も参考になります。那須で新緑シーズンに泊まりたい温泉旅館では、源泉かけ流しと客室露天で選ぶ視点が提案されており、松山の宿選びと共通する美学が感じられます。どれも同じ道後エリアにありながら、まったく違う時間の過ごし方を提案してくれる宿ばかりでした。
個人的には、桜の混雑を避けて、ゴールデンウィーク明けに夫と道後舘あたりに一泊してみたいと思っています。まだ実際には行っていませんが、調べれば調べるほど、部屋の露天風呂でゆっくり過ごす自分たちの姿が想像できてしまいました。気になる宿があれば、楽天トラベルで最新の空室とプランを確認してみてください。











