毎年紅葉シーズンになると那須に行くのが、うちの夫婦の恒例行事でした。でも去年、紅葉ピークの週末に那須ICから延々と続く渋滞にはまりながら、ふと思ったんです。「これ、新緑の時期なら空いてるんじゃないか」って。
正直、那須の新緑シーズンなんて今まで意識したことがありませんでした。桜でも紅葉でもない、5月中旬から6月上旬のこの時期。地味なようでいて調べてみると、那須ロープウェイも動いているし、八幡つつじ群落は真っ赤に染まるし、何より紅葉期のような混雑がない。これ、狙い目なのでは、と気になって調べ始めたら、思った以上に良い宿がいくつも見つかりました。
この記事では、那須の新緑シーズンにこそ泊まりたい温泉旅館を3軒、源泉かけ流しの老舗から、客室露天で那須高原の緑を独り占めできる宿、記念日にふさわしい全室露天付きの宿まで、実際に調べて比較しました。宿ごとの温泉・食事・アクセスの違いを正直に書いていくので、読み終えるころには自分の旅にはどの宿が合いそうか、イメージできているはずです。なお、料金や営業時間などの情報は2026年7月時点で確認したものです。予約前には必ず公式サイトや楽天トラベルで最新情報をご確認ください。
那須の新緑シーズン、宿選びで見落としがちな3つの視点
那須と聞くと、紅葉か、冬のスキーか、夏の避暑地というイメージを持つ人が多いと思います。私もそうでした。でも新緑シーズンは、那須高原全体が萌黄色に包まれる時期で、空気が澄んでいて過ごしやすいという声を口コミでたくさん見かけます。何より、紅葉期のような大渋滞がない。これだけでもかなりのアドバンテージだと思うんですよね。
那須ロープウェイと八幡つつじ群落で楽しむ新緑シーズンの那須高原
新緑シーズンの那須高原で外せないのが那須ロープウェイです。2026年は3月20日から12月13日まで営業していて、営業時間は8時30分から16時30分(上り最終16時、下り最終16時20分)、20分間隔で運行しています。茶臼岳9合目まで約5分で登ることができ、山頂駅は標高およそ1,700メートル。新緑シーズンは紅葉期ほど混雑しないため、待ち時間を気にせず山頂の景色を楽しめるのが正直かなり嬉しいポイントです。
もう一つ、新緑シーズンの那須で外せないのが八幡つつじ群落です。23ヘクタールの敷地に20万本ものヤマツツジ・レンゲツツジが咲き誇り、環境省の「かおり風景100選」にも選ばれているスポットです。例年の見頃は5月中旬から6月上旬、ピークは例年5月下旬とされていて、新緑と真っ赤なつつじのコントラストが美しいと評判です。園地内には散策路も整備されているので、宿でゆっくりした後に軽く歩くのにもちょうどいい距離感だと思います。
たとえば那須温泉山楽のような老舗旅館なら、こうした観光の合間に立ち寄っても違和感のない、落ち着いた雰囲気があります。八幡つつじ群落から車で15分前後の距離感の宿が多いので、午前中に自然を楽しんで、午後は宿でゆっくり温泉に浸かるという組み立てもしやすいはずです。気になる宿は楽天トラベルで検索すると、営業時間や最新のプランまで確認できます。
新緑シーズンだからこそ確認したい宿選びの軸
新緑シーズンの那須で宿を選ぶとき、私が調べていて大事だと感じたのは3つの軸です。ひとつは温泉の質。那須は単純温泉が多く、無色無臭でクセがないぶん、源泉かけ流しかどうかで満足度がはっきり分かれるという口コミをよく見かけました。加水・加温されていない源泉そのものの湯を体感できるかどうかは、宿選びの時点で公式サイトの温泉ページまで確認しておくと安心です。源泉かけ流しの温泉を求めるなら、同じく源泉にこだわる宿として湯原温泉の人気旅館も参考になるでしょう。
ふたつめは食事のスタイル。会場食の会席なのか、部屋食や個室でゆっくり食べられるのか。これは特に夫婦旅や記念日利用だと重要度が上がります。大広間での食事だと周りのペースに合わせなければいけない場面もありますが、部屋食や個室なら自分たちのタイミングで、写真を撮ったり会話を挟んだりしながらゆっくり味わえます。
三つめはアクセスです。那須は宿によって那須塩原駅からの距離がかなり違います。車で10分程度の宿もあれば、バスで40分かかる宿もある。新緑シーズンは道路が空いているので気になりにくいですが、電車移動が中心の人は送迎の有無まで確認しておくと当日安心です。正直、この3つの軸さえ押さえておけば、那須の宿選びで大きく失敗することはないと思います。ここからは、実際に新緑シーズンに向いていると感じた3軒を具体的に紹介していきます。
大正十二年創業、源泉かけ流しと会席でもてなす「那須温泉 山楽」
那須温泉 山楽は、大正12年、1923年に創業した老舗旅館です。もうすぐ100年を超える歴史を持つ宿で、口コミ評価も4.68と高水準(確認時点で319件)。「老舗」と聞くと堅苦しいイメージを持つ人もいるかもしれませんが、口コミを読む限りモダンな設えとの両立ができている宿という印象を受けました。
源泉かけ流しの大浴場と庭園露天風呂付き客室
大浴場は約30畳もの広さがある露天風呂で、大丸沢地区の自家源泉を使用した無色無臭の単純温泉です。源泉をその日のうちに抜いて浴槽を清掃しているとのことで、常に新しいお湯に浸かれるというのは正直かなり贅沢な話だと思います。四季折々の景色を眺めながらの入浴は、新緑シーズンなら特に気持ちよさそうです。木々の緑が濃くなり始めるこの時期は、朝の光が湯船に差し込む時間帯が一番気持ちよさそうだと口コミを読んでいて感じました。
客室露天にこだわりたい人には、西館の「庭園露天風呂付和モダン客室」がおすすめです。44平米のツインタイプで禁煙室、内風呂はなく露天風呂のみというシンプルな構成ですが、口コミを読んでいると、この割り切りが逆に評判のようです。庭園を眺めながら好きな時間にお湯に浸かれるというのは、静かに過ごしたい新緑シーズンの旅にぴったりだと感じました。大浴場と客室露天、両方の湯を使い分けられるのも、老舗旅館ならではの余裕だと思います。
益子焼で味わう季節の会席と、新緑シーズンにうれしいポイント・注意点
夕食は全国の厳選食材と地元食材を組み合わせた季節の会席料理で、益子焼の器で提供されるそうです。器まで含めて土地の空気を感じられるというのは、老舗ならではの強みだと思います。口コミでも料理への評価が高く、量より質を大事にする人には向いている宿という印象です。新緑シーズンなら山菜や初夏の野菜が献立に取り入れられている可能性も高く、季節感のある一皿に出会えそうだと個人的には期待しています。
正直に注意点も書いておくと、山楽は那須塩原駅からの送迎が要予約制で、迎えは14時40分、送りは10時45分という時間指定があります。この時間に合わない場合はタクシーや自家用車での移動を考えておく必要があります。新緑シーズンは道路が空いているので車移動なら特に困ることはなさそうですが、電車派の人は先に送迎の予約を押さえておくのが安心です。
料金は宿泊サイトによって2名1泊49,600円台から25万円台まで幅があり(2026年7月時点)、プランによって大きく変わるので、庭園露天風呂付き客室を狙うなら早めの予約をおすすめします。老舗の落ち着いた空気の中で、新緑と源泉かけ流しの湯をゆっくり味わいたい人には、かなり刺さる一軒だと思います。100年近い歴史を持つ宿だからこそ味わえる、時間の積み重ねのようなものも含めて楽しめる宿だと感じました。
那須高原の緑を独り占めできる客室露天「那須高原の宿 山水閣」
那須高原の宿 山水閣は、那須高原の自然に包まれるように建つ宿です。調べていて驚いたのですが、露天風呂付き客室のタイプがかなり豊富で、それぞれ趣が違う源泉かけ流しの湯船が用意されています。新緑を部屋から眺めながら入浴できるというのは、この時期ならではの贅沢だと思います。
メゾネットタイプなど複数ある露天風呂付き客室
客室のバリエーションが山水閣の大きな特徴です。中庭に面したメゾネットタイプの「瓢(ふくべ)」は58.7平米で定員5名、もうひとつのメゾネット「東雲(しののめ)」は56.0平米で定員4名。どちらも複数人での利用に対応できる広さがあり、家族旅行にも夫婦旅にも使いやすそうです。露天風呂付き客室は2名1室で60,300円から100,700円まで幅があり(税込、2026年7月時点)、部屋タイプによって景色や湯船の造りが変わるという口コミが目立ちました。
正直、部屋ごとに露天風呂の趣が違うというのは選ぶ楽しみでもあり、悩ましいポイントでもあります。個人的には、公式サイトの客室ページで写真を見比べてから予約するのがいいと思います。新緑シーズンなら、どの部屋を選んでも窓の外は萌黄色の景色になっているはずです。中庭を望むメゾネットタイプは階段で上下階に分かれた造りになっているとのことで、寝室とリビングを分けてゆったり過ごしたい人には特に向いていると感じました。
新緑シーズンに山水閣を選ぶメリットと、事前に確認したい点
山水閣の温泉はやわらかい肌当たりで、露天風呂ごとに違う趣を楽しめるのが特徴です。新緑シーズンは木々の緑が濃くなり始める時期で、露天風呂から見える景色も紅葉期とはまた違った表情になります。口コミを読んでいると、新緑や新緑前後の初夏に訪れた人からは「静かでゆっくりできた」という声が多く、これは紅葉期には得にくい体験だと感じました。
一方で正直に書いておくと、那須塩原駅からのアクセスは関東バスで約40分、山水閣入口バス停から徒歩5分とやや距離があります。車がない場合は移動時間を見込んでおく必要がありますし、バスの本数もそれほど多くないため、事前に時刻表を確認しておいたほうが安心です。逆に言えば、車で向かう場合はアクセスの不便さをほとんど感じないはずなので、新緑シーズンのドライブがてら向かうのにはちょうどいい距離感だと思います。
料理は旬の素材を活かした献立が自慢とのことで、露天風呂付き客室のバリエーションを楽しみたい人、那須高原の緑を部屋からじっくり眺めたい人には、選択肢に入れておきたい一軒です。何度も通って部屋タイプを変えながら泊まりたくなる、そんな懐の広さを感じる宿でした。
記念日にふさわしい全室露天付き客室「プライベート・イン アクアスイート」
那須町高久乙にあるプライベート・イン アクアスイートは、全室2名限定という徹底したプライバシー重視の宿です。東北自動車道の那須ICから車で約10分というアクセスの良さも魅力で、記念日や夫婦旅で「誰にも気を遣わず過ごしたい」という人にはかなり向いていると感じました。
客室露天・内風呂ジャグジー・ミストサウナと5ヶ所の貸切風呂
客室は洋室10畳で禁煙、2人サイズの温泉露天風呂に加えて内風呂のジャグジーとミストサウナまで備わっています。待って、これ結構すごいポイントなんですけど、部屋の中だけで温泉と内風呂とサウナが完結するんです。大浴場まで移動する必要がなく、何度でも好きなタイミングでお湯に浸かれるというのは、記念日にゆっくり過ごしたいカップルにはたまらない環境だと思います。
それに加えて、敷地内には貸切風呂が5ヶ所もあり、そのうち2ヶ所はサウナ付きです。24時間利用できる場所もあり、鍵をかけて自由に使えるとのこと。客室のお風呂だけでも十分すぎるのに、気分を変えて別の貸切風呂に入りに行くという楽しみ方もできそうです。口コミを読んでいると「何度もお風呂を変えて楽しめた」という声が複数あり、これはお風呂好きにはたまらない仕組みだと感じました。館内にはカフェコーナーもあり、ソフトドリンクバーを無料で利用できるとのことなので、お風呂とお風呂の間にひと息つく時間まで用意されている印象です。
部屋食フルコースの内容と、事前に知っておきたい注意点
食事はすべて部屋食で、夕食は18時から地元食材にこだわった創作フルコースをいただけます。朝食は8時30分から、ボリュームのあるおしゃれな洋食が部屋食スタイルで提供されるとのことです。正直、和の会席をイメージしていたので洋風のフルコースと聞いて意外でしたが、口コミでは「地元食材を活かした一皿一皿がしっかりしていて満足度が高い」という声が多く、これは期待していいポイントだと思います。
注意点も正直に書いておきます。チェックインは15時から17時まで、チェックアウトは10時までと時間の幅が限られているため、新緑シーズンの観光と組み合わせる場合はスケジュール調整が必要です。那須ロープウェイや八幡つつじ群落を楽しんでからチェックインするなら、逆算して観光のタイムスケジュールを組んでおくと当日慌てずに済みます。また、那須塩原駅から車で約40分とやや距離があるため、電車移動の場合はタクシーの利用も視野に入れておいたほうがいいでしょう。
とはいえ、車であれば那須ICから10分というアクセスの良さがあるので、ドライブ旅なら移動のストレスはほとんどないはずです。記念日や夫婦の特別な一泊を、誰にも気を遣わず過ごしたいという人には、迷わずおすすめできる一軒です。全室が2名限定という設計そのものが、「誰かに気を遣う旅行」から解放されたいという願いに正面から応えてくれている宿だと思います。
3施設の比較と、新緑シーズンを満喫するモデルプラン
ここまで3つの宿を紹介してきましたが、結局どれを選べばいいのか迷う人も多いはずです。個人的には「今回の旅で何を一番大事にしたいか」で決めるのが、一番後悔しない選び方だと思っています。
比較表で見る3施設の違い
今回紹介した3軒を整理すると、こんな感じです。
| 宿名 | アクセス | 食事スタイル | 貸切風呂 | 価格帯(2名1泊) |
|---|---|---|---|---|
| 那須温泉 山楽 | 那須塩原駅から送迎あり(要予約) | 会場食・会席料理 | 記載なし | 49,600円〜258,788円 |
| 那須高原の宿 山水閣 | 那須塩原駅からバス約40分 | 会場食中心 | 記載なし | 60,300円〜100,700円(露天風呂付き客室) |
| プライベート・イン アクアスイート | 那須ICから車で約10分 | 全室部屋食フルコース | 5ヶ所(うち2ヶ所サウナ付き) | 記載なし、要問い合わせ |
料金や設備は変動するため、あくまで2026年7月時点の目安として捉えてください。
こうして並べてみると、老舗の格式と会席料理を楽しみたいなら山楽、部屋ごとに違う露天風呂を選ぶ楽しさを味わいたいなら山水閣、記念日にプライバシーを最優先したいならアクアスイートというふうに、それぞれキャラクターがはっきり分かれているのが分かります。正直、この3軒を比較していて、目的がはっきりしている人ほど宿選びで迷わなくなるんだなと実感しました。
graph TD
A[新緑の那須で泊まる宿を選びたい] --> B{何を一番大事にしたい?}
B -->|老舗の落ち着きと会席| C[那須温泉 山楽]
B -->|部屋ごとに違う露天風呂| D[那須高原の宿 山水閣]
B -->|記念日にプライバシー重視| E[プライベート・イン アクアスイート]
C --> F[送迎の予約時間を確認]
D --> G[アクセスとバスの時刻を確認]
E --> H[チェックイン時間と観光の順番を調整]
F --> I[楽天トラベルで空室とプランをチェック]
G --> I
H --> I
新緑シーズンを満喫する1泊2日のモデルプラン
宿を決めたら、次は当日の動き方です。新緑シーズンは紅葉期のような大渋滞がないので、午前中に那須ロープウェイで山頂まで登り、山頂駅から見える新緑の稜線を楽しんでから、午後はチェックイン前に八幡つつじ群落を散策するというプランが組みやすいと思います。例年5月下旬がつつじのピークとされているので、この時期に合わせて日程を組むとより満足度が高くなりそうです。
チェックインは宿によって時間の幅が違うので、観光の後に余裕を持って到着できるスケジュールにしておくのがおすすめです。特にアクアスイートのようにチェックイン時間が15時から17時と決まっている宿は、逆算して観光の順番を決めておくと当日バタバタしません。翌朝はチェックアウトまでゆっくり温泉に浸かり、帰り道に那須ガーデンアウトレットに立ち寄るという流れも、新緑シーズンなら混雑を気にせず楽しめるはずです。気になる宿の空室状況は、楽天トラベルで早めにチェックしておくのがおすすめです。
よくある質問|那須で新緑シーズンに泊まる温泉旅館について
まとめ
那須の新緑シーズンで宿を選ぶなら、老舗の落ち着きと会席料理を味わいたいなら那須温泉山楽、部屋ごとに違う源泉かけ流しの露天風呂を楽しみたいなら那須高原の宿山水閣、記念日にプライバシーを重視したいならプライベート・イン アクアスイートというふうに、何を求めるかで選ぶ宿が変わってきます。正直、この記事を書きながら、私自身もかなり新緑の那須に行きたくなってきました。
紅葉シーズンだけが那須のベストシーズンではありません。むしろ混雑を避けて、静かに温泉と料理を楽しみたいなら、新緑の時期こそ狙い目だと思います。宿ごとの温泉の質、食事のスタイル、アクセスの違いを踏まえたうえで、自分たちの旅に合う一軒を選んでみてください。気になる宿が見つかったら、楽天トラベルで最新の空室状況とプランを確認してみてください。萌黄色に染まる那須高原で過ごす一泊が、いつもとは違う特別な思い出になりますように。







