「玉造温泉って、美肌の湯で有名だけど、露天風呂の景色まで気にして選んだことがある人ってどれくらいいるんだろう」。正直、私自身も最初はそう思っていました。
来年、夫と結婚8年目を迎えます。せっかくなら出雲大社への参拝とあわせて、山陰でゆっくり過ごす記念日旅行にしたいと思い立ち、玉造温泉の宿を調べ始めました。せっかく温泉地に泊まるなら、大浴場や露天風呂に浸かっているあいだの景色にもこだわりたい。そう思って1軒ずつ公式サイトと口コミを読み込んでいくと、気になって調べてみたんですが、玉造温泉の宿は思っていた以上に「露天風呂から何が見えるか」で個性がくっきり分かれることが分かったんです。
竹林の下で湯に浸かれる宿もあれば、庭園を一望できるパノラマスイートを持つ宿もある。青と赤と白のめのうを敷き詰めた、他では見たことのない湯船を持つ宿まであって、正直、調べれば調べるほど目移りしてしまいました。
この記事では、玉造温泉エリアで露天風呂や大浴場からの眺めにこだわりのある宿を、楽天トラベルの公式情報で実在を確認できた5軒に絞って紹介します。記念日にふさわしい宿から、静けさを最優先したい宿まで、目的別に比較できるようにまとめました。
玉造温泉で「絶景露天風呂」の宿を選ぶときに外せない3つの視点
玉造温泉は松江市玉湯町に広がる、出雲国風土記にも記録が残る歴史ある温泉地です。「一度入ればお肌が若返り、二度入れば病も治る」と伝えられてきた美肌の湯として知られていますが、宿を比較していくうちに気づいたのは、露天風呂そのものの質だけでなく、何を見ながら湯に浸かるかで満足度が大きく変わりそうだ、ということでした。
まず見ておきたいのが景観の種類です。庭園を望む露天風呂もあれば、竹林や滝を配した露天風呂、めのうという鉱石を敷き詰めた個性的な湯船まで、玉造温泉には驚くほど多様な露天風呂があります。同じ絶景でも、静けさを重視するか、華やかさを重視するかで選ぶべき宿は変わってきます。
次に確認したいのが、貸切風呂か大浴場かという違いです。カップルや夫婦で誰にも気兼ねなく景色を独占したいなら貸切風呂や露天風呂付き客室、宿全体の雰囲気や規模感も楽しみたいなら大浴場という選び方になると思います。個人的には、記念日旅行なら多少割高でも貸切や客室露天のほうが満足度は高くなる印象を受けました。
最後は、会席や部屋食との相性です。露天風呂での時間がどれだけ良くても、食事がバイキング形式か個室での会席かで旅の印象は変わります。次の章から、実際に景観にこだわりのある5軒を、それぞれの個性とあわせて紹介していきます。
宿選びに迷ったら、楽天トラベルで玉造温泉エリアの宿を横断的に見比べてみると、露天風呂や庭園の写真も一覧で確認できて選びやすくなります。
玉造温泉の露天風呂は宿ごとに景色の個性がはっきり分かれる。庭園、竹林と滝、めのう色の湯など、何を見ながら過ごしたいかで選ぶと、記念日旅行の満足度が大きく変わる。
文章だけだと分かりにくいので、選び方を図でも整理してみました。
graph TD
A[玉造温泉で絶景露天風呂の宿に泊まりたい] --> B{何を最優先したい?}
B -->|滝と竹林の景観| C[旅亭 山の井]
B -->|庭園とパノラマビュー| D[松乃湯]
B -->|唯一無二のめのう風呂| E[長生閣]
B -->|2025年改装の快適さ| F[ホテル玉泉]
B -->|客室で源泉かけ流しを独占| G[湯元 玉井館]
何を最優先したいかを軸にすると、5軒のうちどれが自分に合うか見えてくるはずです。次の章から、それぞれの宿を詳しく紹介していきます。
滝と竹林を望む露天風呂「旅亭 山の井」
旅亭 山の井は、口コミ件数980件、評価4.20という実績を持つ、玉造温泉の中でも景観にこだわった造りが際立つ宿です。
一番の魅力は、殿方の露天風呂には滝を配し、女性の露天風呂は竹林の下に設けられているという、男女で全く違う景色を楽しめる構成になっていること。大浴場も《紅柄》は庭園造りの露天風呂、《瑠璃》は奥出雲産の巨石を7種類も配した造りで、朝と夜で男女が入れ替わるため、連泊すれば両方の湯と景色を味わえます。
客室は数寄屋造りの「吉泉亭」と、より優雅なしつらえの新館「華兆亭」の2タイプ。人数や予算に応じて選べるのがうれしいポイントです。個人的には、竹林の下で湯に浸かるという体験は玉造温泉でもかなり珍しく、口コミを読んでいても静けさを評価する声が目立っていました。
食事は日本海や山陰の幸を活かした創作会席が基本で、しまね和牛の陶板焼きやのどぐろ煮付けなどの別注メニューも用意されています。姉妹館「保性館」との無料三湯めぐりができるのも、複数の湯を巡りたい人には見逃せない特典です。
正直、滝と竹林という組み合わせは調べていて一番テンションが上がった要素でした。こんなに景色にこだわった宿、もっと早く知りたかったというのが率直な感想です。ただ、竹林側の女性露天風呂は開放感を重視した造りのぶん、真冬は冷え込みやすいという口コミもいくつか見かけたので、季節によっては羽織るものを一枚多めに持っていくと安心だと思います。
チェックインは15時から19時、チェックアウトは10時が基本で、無料駐車場も乗用車70台分用意されています。アクセスは山陰道玉造ICより車で約10分、出雲空港からは車で約30分、玉造温泉駅からはタクシーで約10分です。夕食はレストランでの会席が基本ですが、部屋数が数寄屋造りの本館と新館に分かれているぶん、宿全体の混雑を感じにくいという口コミもいくつか見かけました。静かに過ごしたい記念日旅行には、この落ち着いた規模感もうれしいポイントだと思います。
庭園を望む露天風呂とパノラマスイート「玉造温泉 松乃湯」
創業140年の玉造温泉 松乃湯は、口コミ件数1,889件、評価4.21という、玉造温泉の中でも指折りの実績を持つ宿です。玉造温泉エリアランキング・中国エリアランキングの女子旅部門で1位を獲得した実績もあります。
魅力は、庭園を望む露天風呂に加えて、コンセプトの異なる4つの貸切露天風呂が用意されていること。誰かと景色を共有したいときは庭園の露天風呂、二人きりで過ごしたいときは貸切風呂と、シーンに応じて使い分けられるのが強みです。
さらに驚いたのが、最上階に用意された露天風呂付パノラマスイート。専用テラスの露天風呂からは、玉造温泉街そのものを見渡せるパノラマビューが広がるそうです。庭園のような静けさとは対照的に、温泉街の灯りごと楽しめる眺めは、他の宿にはない魅力だと感じました。
食事は40品目以上が並ぶ「山陰まるごとごっつおバイキング」。しまね和牛のローストビーフ、揚げたてのどぐろの天麩羅、宍道湖産しじみ鍋、日本海の紅ずわい蟹の刺身コーナーなど、品数の多さで選ぶ楽しさを味わいたい人に向いています。
気になって調べてみたんですが、口コミ1,889件でこの評価をキープしているというのは、正直かなり信頼できる数字だと思います。バイキング形式なので、部屋食でゆっくり派の人よりも、色々な料理を少しずつ楽しみたい人に合う宿だと感じました。
客室タイプは「7色の勾玉」で彩るコンセプト和洋室や、神話の国出雲をイメージしたコンセプト和室、カジュアルな和を寛げる和モダンデラックスなど全7タイプ。好みや同行者に合わせて選べる幅の広さも魅力です。チェックインは15時から19時、チェックアウトは10時。無料駐車場は約100台分あり、JR玉造温泉駅からは無料送迎があるので、車を持たない旅にも向いています。館内にはレンタサイクルやリラクゼーションサロンも用意されていて、湯上がりの時間の過ごし方まで選べるのがうれしいところです。
めのう色の湯と庭園を望む客室「玉造グランドホテル長生閣」
玉造グランドホテル長生閣は、口コミ件数2,099件、評価4.44と、今回紹介する5軒の中でも特に評価の高い宿です。
一番の目玉は、青・赤・白の三色のめのうを敷き詰めた「めのう風呂」。出雲神話の世界観をそのまま湯船にしたようなこの造りは、玉造温泉でも他に類を見ません。神の湯・女神の湯と呼ばれる2つの浴場が朝夕で入れ替わるので、連泊すれば両方の色を楽しめます。肌触りがまるで絹のようだとして「シルクハット」の愛称も付けられているそうです。
客室は窓から日本庭園を望める部屋があり、四季で表情を変える庭を眺めながら過ごせます。さらに最上階には、めのうを敷き詰めた専用露天風呂を備える客室「出雲-IZUMO-」も用意されていて、部屋にいながらめのう色の湯を独り占めできる贅沢な造りになっています。
食事は山陰の旬の食材を活かした会席が中心で、1組ごとに目透かし壁で仕切られた半個室スタイルの会場や、個室も用意されています。一部のプランでは熊谷喜八氏監修の料理も味わえるとのこと。会席の内容まで気を配っている宿だという印象を受けました。
正直、めのう風呂という発想自体、他の温泉地ではあまり見たことがありません。この色の湯船、完全に私の好みなんですけどと、調べていて思わずつぶやいてしまったほどです。口コミ2,099件でこの評価を保っているのも納得できます。
チェックインは15時から18時、チェックアウトは10時。無料駐車場は100台分あり、山陰道玉造ICより車で10分、出雲空港からは車で約30分というアクセスの良さも安心材料です。子ども向けのキッズルームや、個室での子ども向け夕食プランも用意されているそうなので、記念日旅行だけでなく三世代旅行の候補にもなりそうです。写真・動画ギャラリーを見る限り客室の種類も豊富で、庭園側の部屋を指定できるプランがあるかどうかは、予約前に確認しておくと安心だと思います。
2025年改装の庭園と大浴場「〜曲水の庭〜 ホテル玉泉」
〜曲水の庭〜 ホテル玉泉は、口コミ件数1,808件、評価4.34。2025年に創業60周年を迎えた、館内の刷新に力を入れている宿です。
その名の通り「曲水の庭」という日本庭園を敷地内に持ち、四季折々の景色を眺めながら散策できます。2025年には76室を畳にベッドを組み合わせた上質な客室へ改修し、大浴場には整いスペースを新設したそうです。温泉に浸かったあとにサウナ的な整いの時間まで用意されているのは、他の玉造温泉の宿にはあまりない特徴だと感じました。
食事は極上会席や、料理長が厳選した食材を使う特上会席など、質を重視したプランが揃っています。個室食事処でゆっくり味わえるプランもあるので、周りを気にせず会話しながら食事を楽しみたい人には合っていると思います。
気になって調べてみたんですが、2025年に改装を終えたばかりという情報は、口コミの中でも客室がきれいだったという声の多さと一致していました。庭園の落ち着いた景色と、改装済みの快適な設備を両方求める人には、かなりバランスの良い選択肢になりそうです。
チェックインは15時から21時までと、5軒の中でも比較的遅い時間まで対応してもらえるのがうれしいところ。追加料金3000円で14時からのアーリーチェックインもできるそうなので、朝早くから出雲大社を観光してそのまま向かうプランにも組み込みやすいと思います。無料駐車場は100台分あり、JR玉造温泉駅からは無料送迎バスもありますが、事前予約が必要とのことなので、利用する場合は早めに連絡しておくと安心です。
日帰り入浴も昼と夜の2枠で受け付けているので、宿泊はしないけれど曲水の庭と大浴場だけ立ち寄ってみたいという人にも対応できます。全室禁煙で、館内に喫煙スペースが用意されている点も、小さな子ども連れや妊娠中の人と一緒に旅行するときには安心材料になりそうです。
客室で源泉かけ流しの湯を独り占め「湯元 玉井館」
ここまで紹介した4軒とは規模感がまったく異なるのが湯元 玉井館です。口コミ件数は85件とまだ少ないものの、評価は4.35と高く、総部屋数6室というこぢんまりとした宿ならではの魅力があります。
純和風木造3階建ての昭和レトロな佇まいで、自家源泉を持つレトロな半地下浴場と、男女交替制の露天風呂があります。加水や加温をどこまで行っているかは公式サイトに明記がなかったものの、自家源泉を有しているという情報から、他の温泉地からお湯を引いてくる宿とは違う魅力があると感じました。
一番の推しポイントは、源泉かけ流し露天風呂付客室「さつき」。部屋にいながら誰にも気を遣わずに湯に浸かれるので、記念日旅行でも、家族との旅行でも、湯浴みの時間をゆったり過ごしやすいはずです。木造建築のためエレベーターがない点だけは、足腰に不安のある人と一緒に行く場合は事前に確認しておいたほうがよさそうです。
夕食は部屋食が基本とのことで、誰にも気を遣わず二人きりで会話しながら食事を楽しみたい記念日旅行には向いています。口コミには夕食と朝食どちらも大満足だったという声や、スタッフの笑顔と温泉が最高だったという声が複数寄せられていて、規模は小さくてもおもてなしの評判は確かなようです。口コミ件数はまだ85件と少なめですが、評価4.35という数字と昭和レトロという個性は、他の4軒にはない独自のポジションだと感じました。正直、この規模の宿を見つけられたのは調べていて嬉しい発見でした。
チェックインは16時から19時、チェックアウトは10時。門限は23時に設定されているので、遅くまで外出する予定がある人は覚えておくとよさそうです。駐車場は無料で予約不要ですが、宿から少し離れた場所にあり、玄関前に車を寄せると案内してもらえる仕組みのようです。入湯税が1人150円別途必要になる点も、予算を考えるときに覚えておくとよさそうです。JR玉造温泉駅からは車で約9分です。
目的別・シーン別で選ぶ玉造温泉の絶景露天風呂ガイド
ここまで紹介した5軒を、目的別に整理してみます。宿選びは結局、誰と何のために泊まるかで正解が変わってきますよね。
記念日や夫婦の特別な旅行なら、竹林と滝という個性的な景観を持つ旅亭山の井か、客室で源泉かけ流しを独り占めできる湯元玉井館が候補になります。どちらも二人だけの静かな時間を作りやすい造りです。
庭園と食事の満足度をどちらも重視したいなら、松乃湯か長生閣が向いています。松乃湯はバイキングで色々な料理を楽しみたい人に、長生閣は半個室や個室で会席をじっくり味わいたい人に、それぞれ合っていると思います。
親孝行旅行や、静けさと快適さのバランスを重視したい大人旅なら、2025年に改装を終えたホテル玉泉が安心です。庭園の落ち着いた景色と、整いスペースまで用意された新しい設備は、幅広い年代に対応しやすいはずです。チェックインが21時まで対応している点も、観光で遅くなりがちな旅程には助かります。
駐車場やチェックイン時間も宿によって差があります。松乃湯と長生閣、ホテル玉泉は100台前後の無料駐車場を備えていて団体でも安心ですが、山の井は70台、玉井館は宿から少し離れた場所に駐車場があるなど、規模の違いがそのまま宿の雰囲気にも表れている印象でした。
| 宿名 | 景観の個性 | 口コミ評価 | 向いているシーン |
|---|---|---|---|
| 旅亭 山の井 | 滝と竹林の露天風呂 | 4.20(980件) | 記念日、静けさ重視 |
| 松乃湯 | 庭園とパノラマビュー客室 | 4.21(1,889件) | バイキング好き、女子旅 |
| 長生閣 | めのう色の湯、庭園客室 | 4.44(2,099件) | 会席重視、記念日 |
| ホテル玉泉 | 曲水の庭、2025年改装 | 4.34(1,808件) | 親孝行旅、快適性重視 |
| 湯元 玉井館 | 客室で源泉かけ流しを独占 | 4.35(85件) | 記念日、静かな二人旅 |
評価の数字だけを並べても、長生閣4.44、玉泉4.34、玉井館4.35、松乃湯4.21、山の井4.20と、それぞれにきちんとファンが付いていることが分かります。口コミ件数は長生閣が2,099件と最も多く、長年にわたって多くの旅行者を迎えてきた実績の表れだと思います。逆に玉井館は85件と少なめですが、総部屋数6室しかないことを考えると、むしろ密度の濃い評価が集まっている印象です。
迷ったら、楽天トラベルの口コミページで、実際の宿泊者の声を読み比べてみるのもおすすめです。同じ玉造温泉でも、記念日利用と家族旅行では注目しているポイントが結構違って面白いですよ。
玉造温泉の絶景露天風呂によくある質問
宿を決める前に、知っておくと後悔しないポイントをまとめておきます。
まずアクセスです。玉造温泉へはJR玉造温泉駅が最寄りで、多くの宿が駅からの送迎バスを用意しています。事前予約が必要な宿が多いので、到着時間が決まったら早めに連絡しておくと安心です。車の場合は山陰道玉造ICから10分前後が目安で、出雲空港からも車で30分程度とアクセスしやすく、出雲大社観光とあわせて訪れやすいエリアです。
次に、貸切風呂は必ず利用すべきかという点です。今回紹介した5軒のうち、松乃湯は4つの貸切露天風呂を用意していますが、長生閣・玉泉・山の井・玉井館は大浴場か客室の露天風呂が景観の中心になっています。誰にも気兼ねなく景色を独占したいなら、客室に露天風呂が付いている玉井館や長生閣の出雲-IZUMO-を、大浴場そのものの規模や景観を楽しみたいなら他の宿を選ぶとよいと思います。
混浴の露天風呂はあるのかも気になるところですが、今回紹介した5軒はいずれも男女別または男女入替制の浴場で、混浴の設定はありません。安心して家族や友人とも利用できます。
最新の空室状況や料金は、楽天トラベルの各宿の予約ページでこまめにチェックするのが確実です。
まとめ
玉造温泉といえば美肌の湯というイメージが強かったのですが、調べれば調べるほど、露天風呂から見える景色という切り口だけでも宿ごとに個性がはっきり分かれることが分かりました。滝と竹林の旅亭山の井、庭園とパノラマビューの松乃湯、めのう色の湯の長生閣、2025年改装で快適さを増したホテル玉泉、客室で源泉かけ流しを独占できる湯元玉井館。目的に合わせて選べば、出雲国風土記にも記された美肌の湯ならではの、静かで満たされた記念日旅行を持ち帰れるはずです。
個人的には、来年の結婚8年目の記念日に、旅亭山の井の竹林の露天風呂と部屋食でゆっくり過ごす一泊を計画してみたいと思っています。気になった宿があれば、楽天トラベルで最新の空室とプランを確認してみてください。










